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Fleurage―たおやかな花たち―

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Category:スーパートランキライザー

スーパートランキライザー 三枝×薪 前編 

※創作です



三枝長官と薪さん‥って、
藤堂警視長と薪さんより相性は良いようです。
ただ、未だに隙あらば‥という40代。
同じ空間に閉じ込められるのも
お互いの本音が分かってよろしいのでは‥?
薪さんが心配ではありますが。

※トランキライザー‥精神安定剤を総した呼び名です。
一人称で書いておりますがそのひとにとって誰が
精神安定剤なのかを描きたいと思いまして‥
なかなか書ききれない‥です。

「スーパートランキライザー」 三枝×薪 前編




目の前の、書類を差し出す白く細い指‥
手にとってもっと眺めたい‥という欲望にかられるが‥
さながらSPのように貼りついている、
後ろに控えたむさいのとでかいのが邪魔で―

ここは長官室じゃなかったのか‥?
「きみらは‥私が警視正になにかするとでも
思ってるのか?」
「失礼ながら三枝長官は‥前科があると伺いました」
「岡部!」
「いいんだ警視正、岡部警部‥前科とはどういうことかな‥」
「うちの室長の手を握られたことがあるとか‥」
「誰がそんなことを‥二条の坊やか‥余計なことを。
いくら私でもきみたちの前でそんなことはしないから
安心していい」 と、言っても‥
近衛兵が2人してじっと見つめている‥。
だいたい何故私が彼の手を握ったのか‥
理由を知っているのか?!
白い手が‥白くて綺麗な手が好きだから、
触っただけだ。
他意はない。
まあ‥以前‥手を出しかけたことはあるが‥
無理やりじゃない、アレは取引だった。
彼も承知していたことだし‥。
とにかく弱点を警視正に握られていては手の出しようもない。
感がいい警視正‥その感の良さが彼を押し上げてきたんだろう‥
感のいい子も‥やっぱり好みだ。
しかし‥近頃ひとりでここに来ることはほとんどなくなった。

「それでは、失礼します」
用件だけを告げてさっさと帰っていく彼らを見ていると‥
法務省時代の警察官僚たちを思い出す。
予算の為にニコニコと‥
『アメリカで開発されたモニターを1台入れていただきたいんですが』
特上の笑顔で警視正は言った。
連中の笑顔にはこれっぽっちも動かなかった私だが‥
普段は無愛想な彼の笑顔には‥心が動いてしまう。


「あれ‥おかしいですね‥」
次長の声に顔を上げたのはエレベーターの中だった。
「どうかしたのか?」
「‥いえ、開くようです」
年代物の庁舎のエレベーターをなんとかする方が先なんじゃないのか?
第九を表だって支持しているように思われると‥まずいこともあるし、
あの‥過激な人権擁護団体の裏に誰がいるのか知ってからの方が
いいような気もする。
国民の8割がた容認しているMRI捜査を頑なに、いつまでも攻撃する
例のテレビ局も気になる‥なにかありそうで‥
こんど何か第九がらみであった時は‥二条がどう庇っても
守りきれるかどうか‥。

私の頭の中で一旦ネガティブの虫が騒ぎだすと
その原因を探って潰すまでは‥落ちつかなくなる。
用心深くなるというか‥
しかし、用心深さが無ければトップは務まらない。
つまり、捨て身で賭けに出る訳にはいかないと言うことだ。
そこのところ彼に‥いや、彼らに分かってもらうのは‥
難しいことなのだろう。

ガクッ‥と揺れてエレベーターのドアが開く。
「長官、1階ですが‥?」
「ああ、私は降りない」
実は3階を押し忘れた。
「‥?では失礼します‥」
そう言って降りていった次長とすれ違いに乗ってきたのは‥
次長に会釈しながらこっちを向いた薪警視正だった‥
気まずいな‥。
「これは‥お出かけですか?」
彼の後ろでドアが閉まりエレベーターの中はふたりきりだ。
「いや、押し忘れただけだ」
「何階ですか?」
「3階‥」
「‥もう過ぎてしまいましたが‥」
「‥‥じゃあ、いい。きみと同じ階で降りる」
「‥‥」
黙って背中を向け‥
「いいんでしょうか‥最上階の‥国家公安委員会ですが‥」
笑いを堪えるように彼が言った。
「国家公安委員会‥最悪だな‥的場委員長と会うのか?」
「はい‥近くにきたら寄るようにと言われていまして‥」
的場委員長と私の折り合いが良くないのは彼が一番よく知っている。
なにしろ委員長に直接聞いたんだからな。
「着いたらすぐに3階を押してくれ、とにかくきみが降りる前に‥」
「分かりました」
5‥6‥と目で追っていって‥ 8階で一度縦揺れのようなものを感じ 、
9階を過ぎてすぐ‥もう一度揺れて‥停止した。
一瞬灯りが消えたが、数秒後には再び照明が点灯する。
‥? うんともすんとも言わない、開く気配のない扉‥
「‥開かないか‥ガタがきたな、とうとう‥こういう最悪な形で‥」
「長官、落ち着いてらっしゃるのは構いませんが‥」
外部連絡用の受話器を取った彼が振り向き真顔で言った‥
「これはいつ点検したんでしょう、全く通じません」
‥‥だったら携帯で‥‥しまった‥
「私の携帯は‥地下には強いが‥上は弱いんだ。エレベーターの中で
アンテナが立っていたことがない」
「失礼ですが、どちらのメーカーでしょうか‥」
「去年のシェア、ナンバーワンの‥どうした‥?」
「自分の携帯も長官と同じメーカーので‥変更しようと思っていた矢先です。
‥‥そうですね、通じないようです」

『電波の届かない場所にいらっしゃるか、電源が‥』
警視正の例の美しい手の中で役立たずの事実を知らせる声だけが虚しく響き渡る。
「中央制御室が気付くだろう」
「それにしても‥すぐ気付きそうなものですが‥」
そう言ってスピーカーを見上げる端正な横顔。
彼に見とれている場合ではないな、それどころではないのは分かっているが‥
「自家発電に切り替わってないか‥?システムダウンしたのかもしれない」
そうだ、さっきの点滅は‥
「それは‥なぜ‥?もしかしたら不正侵入で‥」
「その可能性は高いが我々にはどうすることもできない。
せいぜい1階まで滑落しないことを祈るしかないな‥」
「滑落‥さしずめ9階と10階の間でビバークしている‥そんなところでしょうか」
「ただ、風は無いから‥真冬の穂高より安全だろう」
「‥‥長官は、楽観主義者でいらっしゃるんですね‥
以外でした」
「じたばたしてもどうしようもない。私はきみとふたりで閉じ込められるのも
悪くないと思ってる」
ふっ‥と笑って「御冗談を」 と愛らしい唇が動いた。
「たとえ、下まで落ちても‥きみと心中なら‥そこそこいい人生だったと
言えるだろう」
側壁に寄りかかっていた彼が私の顔をチラリと見て小さな溜息を吐く。
「そこそこ‥そこそこでよろしいんですか‥?
私ではなく‥お相手が違うかと‥」
「またそれか‥今私の目の前にいるのはきみだ。
きみのことしか考えてない‥」
「長官、ここでなにかなさっても‥危険だと思いますが‥
揺れると一気に下まで‥ということも‥」
「揺らさなければいい訳だ。‥きみさえ抵抗せずに黙っていてくれれば‥
幸い防犯カメラも作動していないし」
「‥喋ります。二条警視総監にお話します」
これだ、この弱点を彼はうまく利用する。
「‥‥分かった‥何もしない」
「それがよろしいかと‥」 そう言って、なかなか拝めない笑顔を見せる。
こういう時に何故こうも美しく魅惑的に笑うんだ‥。
私に理性を捨て去らせようとするかの如き天使の‥いや、堕天使の
悪魔的な微笑みにも見える。
「‥にしても‥遅くないか?」
「そうですね、それに‥エアコンが効いて無いようですが‥」
‥確かにそうだ。
小さな箱の中にだんだんと熱気が籠ってくるのが分かる。
ただ‥甘い香りも漂っていて‥
その香り強くなってくるにつれ、タガが外れるのではないかと言う
不安が心の中に生まれてきたのは否めなかった。
相手が‥悪すぎる。
これはあくまで褒め言葉‥。

それにしても私は―
報われない相手ばかりを選んでいるようだ。






続く



1話完結を目指していたのに‥
前回の岡部さんのが長すぎた反省のもと
書いたのですが‥短すぎかも‥ 
すみません。
三枝警察庁長官と言う方は以前、薪さんに交換条件を出して
関係を結ぼうとしましたが薪さんに弱点を握られ
断念した過去がございます。
「サンドリヨン」で書きました。
興味がございましたら‥。 サンドリヨン (5)  
そういえば‥こちらでも書きましたね 青の陰影 (16)

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 8月30日未公開コメ下さいましたS様へ

先日はどうも‥(笑)
色々ありがとうございました。ご心配もいただいて‥。
> 三枝さんて‥もしかして谷原章介さんみたいな方だと確か‥ぎゃ!
> それはステキ。
> あの顔で迫れたら‥わたしは落ちる(笑)
きゃはははははは‥‥お好みですか?
確か竹野内さんもお好きのはず‥v-12
そんなに何人も‥体が持たないでしょう‥←いえ、ヘンな意味でなく(笑)
谷原さんよりもう一寸クールにして細くしたようなのが
三枝さんです。
> 都築さんといい、三枝さん、二条さん‥
> もうイケメンばかりでruru様のお話読んでると
> ズルっとヨダレがたれてくるわ‥。
ええぇ‥えっ?!3人でしたか‥
大人の方ばかりですね‥v-344
あなた様の趣味は大人の‥男の人‥
そいでもってマイノリティー‥うーーん‥
沢山いますよ、うちには。
> 暑さも忘れてクールなふたりにヒンヤリ。
> すごく次回が‥明日?あさって?楽しみ(^^♪
そうでしょう?
ひんやりするでしょう‥
なんか会話を書くのが怖かったです。

> 何もないのかな‥あるのかな?
> ドキドキ。
なにかあったでしょうか‥
続きは今日でした‥v-411
よかったらまたご覧ください。
メールありがとうございました。
短いですが私もお送りしましたので(^^♪
コメント、ありがとうございました<m(__)m>
では、また明日‥?今日かな?
いつも感謝しておりますv-353

  by ruru

 8月30日鍵付き拍手コメ下さいましたA様へ

はじめましてA様、拍手とコメントありがとうございます!!
なんと‥オリキャラふたりを待っていて下さって‥
もしかして過去の恐ろしいSSも読んでいただいたのですね?!
申し訳ありませんっ!
過去のものは読みづらいモノばかりで‥
実はお二人のは3で書くはずだったのですが‥
分けあって、特に大した訳ではないのですが‥
変更してしまって‥
4で書くことに‥‥
まことにありがとうございますv-406
オリキャラは‥いいのかなぁ‥という気持ちがいっぱいなもので‥
そう言うふうに待っていていただくと‥‥ものすっごく‥嬉しいですっv-354
そして‥
読んでいただけているだけでも‥幸せです。
ほんとうに‥ありがとうございます<m(__)m>
‥待ってて下さいね〜e-343

  by ruru

 7月27日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手と見メンとありがとうございます(^-^)

☆三枝×薪のトランキライザーとは!?薪さんの安定剤は青木だし・・
この二人にとっての、ということですか。
ああしかし、こんな密室に(さっき、蜜室と変換された^^;)


三枝さんにとっても薪さんも癒しなのでしょうね(^_^;)
おっかけせれてる方は溜まりませんかが
ソレに喜びを見いだしているのかも‥(^_^;)
蜜室‥‥まさに蜜のような‥三枝さんにとっては(笑)


二人きりだなんて!岡部さんと青木へが知ったらパニックになりそう(笑)
慌てるだけで役立たないかもしれないので二人を助けるのは二条さんかな!?
こういう薪さんのピンチを救うのは二条さんだしなあ(^^)


こういう状況になっているとは全く知らないと思います(^_^;)
青木はあっちウロウロ、こっちウロウロ‥
薪さんを尋ねて何千里‥v-12
二条さんは‥警察庁ですから‥無理かも‥
薪さんは逃れる技をきっと持ってますi-236


ああ、薪さんが暑さで脱がなくて済むうちに助けて~!!
青木なら薪さんと落ちて心中でも本望ですね(≧▽≦)
三枝さん、そこそこは薪さんに失礼ですよ!


ああ‥暑いから‥‥脱ぎたくもなるでしょうが
絶対三枝さんの前では脱げませんよね(笑)
なにをしてくるか分かりませんからねぇ‥確かにそこそこは
失礼ですよねっ!
青木が絶対殴っちゃいますヨ(笑)
一緒に死ねればソレ以上の幸せなんてないでしょうから。
さて‥どうなることやら‥v-12

ありがとうございましたm(__)m

  by ruru

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2010/08/30 13:58 |  |  #  edit

8月30日未公開コメ下さいましたS様へ

先日はどうも‥(笑)
色々ありがとうございました。ご心配もいただいて‥。
> 三枝さんて‥もしかして谷原章介さんみたいな方だと確か‥ぎゃ!
> それはステキ。
> あの顔で迫れたら‥わたしは落ちる(笑)
きゃはははははは‥‥お好みですか?
確か竹野内さんもお好きのはず‥v-12
そんなに何人も‥体が持たないでしょう‥←いえ、ヘンな意味でなく(笑)
谷原さんよりもう一寸クールにして細くしたようなのが
三枝さんです。
> 都築さんといい、三枝さん、二条さん‥
> もうイケメンばかりでruru様のお話読んでると
> ズルっとヨダレがたれてくるわ‥。
ええぇ‥えっ?!3人でしたか‥
大人の方ばかりですね‥v-344
あなた様の趣味は大人の‥男の人‥
そいでもってマイノリティー‥うーーん‥
沢山いますよ、うちには。
> 暑さも忘れてクールなふたりにヒンヤリ。
> すごく次回が‥明日?あさって?楽しみ(^^♪
そうでしょう?
ひんやりするでしょう‥
なんか会話を書くのが怖かったです。

> 何もないのかな‥あるのかな?
> ドキドキ。
なにかあったでしょうか‥
続きは今日でした‥v-411
よかったらまたご覧ください。
メールありがとうございました。
短いですが私もお送りしましたので(^^♪
コメント、ありがとうございました<m(__)m>
では、また明日‥?今日かな?
いつも感謝しておりますv-353

2010/08/31 12:37 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

8月30日鍵付き拍手コメ下さいましたA様へ

はじめましてA様、拍手とコメントありがとうございます!!
なんと‥オリキャラふたりを待っていて下さって‥
もしかして過去の恐ろしいSSも読んでいただいたのですね?!
申し訳ありませんっ!
過去のものは読みづらいモノばかりで‥
実はお二人のは3で書くはずだったのですが‥
分けあって、特に大した訳ではないのですが‥
変更してしまって‥
4で書くことに‥‥
まことにありがとうございますv-406
オリキャラは‥いいのかなぁ‥という気持ちがいっぱいなもので‥
そう言うふうに待っていていただくと‥‥ものすっごく‥嬉しいですっv-354
そして‥
読んでいただけているだけでも‥幸せです。
ほんとうに‥ありがとうございます<m(__)m>
‥待ってて下さいね〜e-343

2010/08/31 13:31 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

7月27日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手と見メンとありがとうございます(^-^)

☆三枝×薪のトランキライザーとは!?薪さんの安定剤は青木だし・・
この二人にとっての、ということですか。
ああしかし、こんな密室に(さっき、蜜室と変換された^^;)


三枝さんにとっても薪さんも癒しなのでしょうね(^_^;)
おっかけせれてる方は溜まりませんかが
ソレに喜びを見いだしているのかも‥(^_^;)
蜜室‥‥まさに蜜のような‥三枝さんにとっては(笑)


二人きりだなんて!岡部さんと青木へが知ったらパニックになりそう(笑)
慌てるだけで役立たないかもしれないので二人を助けるのは二条さんかな!?
こういう薪さんのピンチを救うのは二条さんだしなあ(^^)


こういう状況になっているとは全く知らないと思います(^_^;)
青木はあっちウロウロ、こっちウロウロ‥
薪さんを尋ねて何千里‥v-12
二条さんは‥警察庁ですから‥無理かも‥
薪さんは逃れる技をきっと持ってますi-236


ああ、薪さんが暑さで脱がなくて済むうちに助けて~!!
青木なら薪さんと落ちて心中でも本望ですね(≧▽≦)
三枝さん、そこそこは薪さんに失礼ですよ!


ああ‥暑いから‥‥脱ぎたくもなるでしょうが
絶対三枝さんの前では脱げませんよね(笑)
なにをしてくるか分かりませんからねぇ‥確かにそこそこは
失礼ですよねっ!
青木が絶対殴っちゃいますヨ(笑)
一緒に死ねればソレ以上の幸せなんてないでしょうから。
さて‥どうなることやら‥v-12

ありがとうございましたm(__)m

2012/07/28 08:34 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

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