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Fleurage―たおやかな花たち―

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Category:孤高のアリア

孤高のアリア 11 

※創作です



相変わらず微妙ですが‥
お暇なら‥どうぞ見ていってくださいませ。
暇つぶしとしても‥もの足りないかと‥
すっ、すみませんっ!
「孤高のアリア」 11




それはあたかも、白いシーツの上に安らかに
眠っている様に見えた。

その水沢莉緒の枕元にスツールを引き寄せ座り、
じっと瞳の閉じられた小さな顔を見つめる瀬名。
そして‥話しはじめる。
「水沢さん、あなたの中にいる危険な人格を排除しなければ
あなたは自分を失ってしまいます。
なので、これから危険な人格のSを‥あなたの中から
消します」
「‥‥」
(人格を自殺させるカウンセラーもいますが私は‥)
そう言っていた瀬名の穏やかな美しい顔を思い出す。
たとえ偽りでも心にもないことを言うのは本意ではないだろう‥
壁際に離れて座る薪はそんなふうに思う。
(‥S次第ということか‥)

「あなたはご存じないでしょうが今、あなたの中にいる3人の人格のうち、
あなたに害を及ぼす危険がある人格は彼だけです。
テトロドトキシンという毒物を使っていわゆる仮死状態にし、
‥Sの人格だけを消去します。
勿論、間違いなく基本人格の莉緒さんには影響が無い方法を
取りますから御心配はいりません」
「‥毒‥?薪さん‥」
「‥黙ってろ」
2ccのシリンジとアルコール綿の入った金属製のバットを
床頭台に置くと、彼女の腕を取り、袖をめくりあげる。
そのとたん、閉じていた瞼を開く彼女。
「先生、カウンセリングドクターの医療行為は‥違法でしょう‥?」
そう言った。
「ご心配なく。
私は精神科医の資格も持っているので医療行為も
問題なくできます。‥消されたくないんですねSさんは」
じっと下から瀬名を見つめる表面上は水沢莉緒の‥彼。
「あなたがどうして攻撃的な人格なのか‥教えていただきたいんですが」
「ばれてたか‥」
明らかに‥MとNの18歳と12歳の女性の人格とは違う。
声のトーンが低い。
そしてあまり動かない視線。
顔を動かさず視線だけ座っている瀬名に向ける。
「先生それ、ヘタすると死ぬぞ」
「致死量ありません。ご存知ですか?ふぐ毒で有名なテトロドトキシン。
仮死状態といっても1日意識を失うだけです。
ジュリエットみたいに‥」
「ジュリエットか‥言うことも顔と一緒で可愛いね、先生‥」
「どうも。ところで‥あなたが莉緒さんの中に息づいたのはいつ頃のことですか?」
「‥彼女が‥義父に虐待を受け始めた頃」
「‥虐待‥」
壁際の青木が呟く。
「性的虐待ですね」
「そう。だから僕の人格だったのかな‥義父のことを 彼女は好きだった。
その好きな義父にトラウマを植えつけられてしまった‥」
「それで母親に助けを求めたけれど‥その義父は‥妻より義理の娘を
愛してしまった為に‥すべてを知った妻を殺害したんですね」
「ご明察の通り」
「そして‥それが自分のせいだと彼女は思って‥。
それで後ふたり人格を増やすことになった‥」
「僕はイライラするんだよ、自分で自分を動かせないやつを見ると」
「だから破滅させたいと思ったんですね。
彼女が破滅するということは‥あなたもダメージを受けるんですよ、
ヘタをすると消滅する。
殺人まで犯させて‥なぜそこまでする必要があったのか‥
知りたいです」
「別に‥誰でもよかった。
他の人格が壊れればいいと思った。
実際Hは消去できた。
その次は子供の人格をどうにかしたかったんだけど‥
結構自然児で、図太くて‥もう一人と手を組んだから
やりづらくなったってこと‥」
「いずれ自分が支配したかった‥?その為に‥7人ですか。
今更何を言っても仕方が無いのかもしれません。
罪悪感が薄かったり、理性が働かない交代人格も
多々いますから。
命が何なのかくらいは分かっていただければいいんですけど‥」
「命‥?もともと僕や、MもNには無いようなものだ。
水沢莉緒のものだから‥だから関係無い。
ひとつしかない命を、自分自身を自分が大事にしていないのに
こっちにそれを言われても困る」
「大事にしていない‥?それはどういうことですか?」
「大事にしてないだろ、黙って義父のいいなりになるのが
大事にしているとはとても思えない。
味方の母親が殺されても黙って見ていただけ‥」
「‥何ができますか‥?何の力もない少女になにが?
生きていくために自身の人格を捨てることしかできなかった彼女を
誰が責められるでしょうか‥。
人は簡単ではないんです。
あなたにそれが分かるのか疑問ではありますが」
ふん、というように天井を向くS。
「‥どうせ死ぬのにバカな奴らが嫌いだ。
虫けらのような‥頭の悪い‥」
「薪さん‥ひどくないですか、Sって‥」
「‥‥」
小さな声で薪の耳元で囁く青木。
「‥どうせ死ぬから‥殺してもいいと‥?
あなたは莉緒さんの暗部だけを受けて、生まれた人格なんですね‥。
可哀そうに‥」
「先生は若いんだよね‥若き天才って感じで‥
先生って逃げるってこと無いの?」
「いつも逃げてましたよ。
人と関わるのが苦手でしたから‥
命が限りあるのなら誰かを愛したとしても苦しむだけですから
逃げてました。
でも、気がついたんです。
心は求めているんです、やはり愛情を‥。
いつ逢えなくなったとしても‥愛することはやめられない‥
人ってそうなのか‥ってことに。
あなたがそれを知らないことは‥残念です。
でもそれは、あなたのせいではないですから‥。
誰も悪くは無い。勿論、莉緒さん自身も。
‥‥薪さん、何か聞きたい事はありますか?
今しか機会が無いかも知れません」
「‥そこに行っても構いませんか‥?」
「どうぞ」
立ち上がって薪と交代する。
「まったく、面識は無かった‥そう言うことで構わないのか?」
「‥誰でもよかったって言ったろう?あんた誰、捜査員?」
「そうだ。どっちにしても人ではない者に‥聞いても仕方が無い。
きみは‥この世にあってはいけない人格なんだ。
彼女の中にいてはいけない人格だ。
彼女が弱いから破滅させてもいい‥という理屈にはならない。
きみは間違っている。
そういう認識さえ持てないことは‥やはり瀬名さんの意見と一緒で
可哀そうだと‥思うな」
「僕は人なんかに生まれなくてよかった。
弱い心がこんなモンスターを作ってしまうんだから。
‥あんただって弱いだろ?
弱いことが嫌じゃないのか?」
「‥弱い。
確かに情けないくらいに弱いな。
過去の罪の意識が取りはらえずにもがき苦しんで‥
それをひたすら隠したくて‥隠しきれなくて‥そんな弱い人間だ。
だけどその弱さをひとりで耐える訳じゃない。
きみが間違っているのは‥そこだ。
人がひとりじゃないってことをきみは知らなかったんだ。
MやN‥まいさんや、なつみちゃんでさえ知っているのに
きみは知らなかったのか‥」
「‥知っても‥どうしようもない‥」
そう一言残して‥その日彼は莉緒の中に戻った。

「これから少しづつ治療をしていきたいと思います。
どこまで日常に支障のない状態に持っていけるのか
まだ分かりませんが」
「先生、命に限りあるって言うのは‥一般論ですよね、
先生のことじゃなくて‥」
薪の言葉に数秒沈黙した後‥「勿論です」
そう言って微笑む。
そして、「岡部さんには‥さっき言ったこと‥」
珍しく言いづらそうに言葉を濁した。
「黙っていますよ。でないと‥また勘違いして大騒ぎですからね」
「ええ。それから‥水沢莉緒さん本人に話を聞く必要が
ありますか?」
「‥‥そうですね、これはどうしても外せないことでしょう」
監視カメラに目をやりながら薪がそう答えた。
(どうしても外せないこと‥か。
もうひとつ‥自分自身だけじゃなく‥青木とも対峙しなければならない‥)
薪は‥医療スタッフの横でカルテを見ている青木を振り向いて見つめた。





続く



まだ終わらなくて‥すみません。
どうしたって本人が出てこないといけませんよね。
でも知らないことが彼女の責任とは思えません。
彼女は犠牲者。
犠牲者のひとりです。
薪さん自身のことも‥あるし‥。
瀬名さん、微妙なこと言うし。

いったい、いつ終わるんだろ‥?

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  by -

 9月26日未公開コメ下さいましたS様へ

きゃーーっS様、大変な心痛を与えてしまって‥
申し訳ありませんっm(__)m
そんなつもりではなかったのですけど‥
いやぁ‥ほんとに、すみません。
> ぎゃーーーっっっっ瀬名ちゃんが‥瀬名ちゃんが‥
> 大丈夫なんでしょうね?!
> なにかあったら‥許しませんからねっ!!
ですよね‥なにかあったら‥
タダでは済まない気がします(笑)
誰よりも瀬名ちゃん贔屓のS様でした‥
あまり考えずに書いたことを反省いたしておりますが
いまさらセリフを変えることもできず‥
他にも「えええっ!」
と、おっしゃってる方がいて‥ほんと、すみません(^_^;)
お詫びになんでも好きなお話書きますから‥許して‥
岡瀬名ラブラブv-344とか‥(笑)
はいはい、メールも差し上げます‥
ほんとうにごめんなさい‥v-406

  by ruru

 8月13日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございました(^-^)

瀬名さん、本当に仮死状態にさせるのかと(^^;)

瀬名さんらしくない脅しでしたね(^_^;)
そこまでしないと言うことをきかない人格だったもので。


莉緒が義父に性的虐待を受けた所為でSが生まれたわけですか。
それも一つの現実逃避の為なんですよね。
でも、力を持ち過ぎてしまったということでしょうか・・


養父から逃れるために作り上げた人格が
凶悪だった‥ってことでしょうか。
元々凶悪な傾向があったのだと思います。
虐待から逃れるための人格ですから強い人格が必要だったのかも
知れません。


瀬名さん、命がある限り・・とか逢えなくなったとしても・・とか気になりますね(><)


瀬名さんはいつも自分の体のことと向き合っているので
ついつい‥自分が先に逝って‥残される岡部さんのことを
気にしているのですね。
もっと前向きに考えてほしいのですけど‥

薪さんも「青木とも対峙しなければならない」って!?
鈴木さんのこと以外で罪悪感を感じることが!?
訃報があり、急に福島に行く事になりました(@@)
いつ、死ぬか分らないのは皆同じ。ならば、愛する人と生きるべきですね(^^)


薪さんも自分の心と青木に向き合わないと‥そう思っています。
一度は忘れると言いながら過去の罪からどうしても逃れられない‥
そんな自分は青木にウソをついている‥そう思い込んでおります。
青木は分っていると思うのですが‥。
訃報ですか、それは大変ですね。
お気をつけて‥もう戻って来られた後かもしれませんが。

レスが遅れてすみませんm(__)mありがとうございました!

  by ruru

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

2010/09/26 08:19 |  |  #  edit

9月26日未公開コメ下さいましたS様へ

きゃーーっS様、大変な心痛を与えてしまって‥
申し訳ありませんっm(__)m
そんなつもりではなかったのですけど‥
いやぁ‥ほんとに、すみません。
> ぎゃーーーっっっっ瀬名ちゃんが‥瀬名ちゃんが‥
> 大丈夫なんでしょうね?!
> なにかあったら‥許しませんからねっ!!
ですよね‥なにかあったら‥
タダでは済まない気がします(笑)
誰よりも瀬名ちゃん贔屓のS様でした‥
あまり考えずに書いたことを反省いたしておりますが
いまさらセリフを変えることもできず‥
他にも「えええっ!」
と、おっしゃってる方がいて‥ほんと、すみません(^_^;)
お詫びになんでも好きなお話書きますから‥許して‥
岡瀬名ラブラブv-344とか‥(笑)
はいはい、メールも差し上げます‥
ほんとうにごめんなさい‥v-406

2010/09/27 00:38 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

8月13日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございました(^-^)

瀬名さん、本当に仮死状態にさせるのかと(^^;)

瀬名さんらしくない脅しでしたね(^_^;)
そこまでしないと言うことをきかない人格だったもので。


莉緒が義父に性的虐待を受けた所為でSが生まれたわけですか。
それも一つの現実逃避の為なんですよね。
でも、力を持ち過ぎてしまったということでしょうか・・


養父から逃れるために作り上げた人格が
凶悪だった‥ってことでしょうか。
元々凶悪な傾向があったのだと思います。
虐待から逃れるための人格ですから強い人格が必要だったのかも
知れません。


瀬名さん、命がある限り・・とか逢えなくなったとしても・・とか気になりますね(><)


瀬名さんはいつも自分の体のことと向き合っているので
ついつい‥自分が先に逝って‥残される岡部さんのことを
気にしているのですね。
もっと前向きに考えてほしいのですけど‥

薪さんも「青木とも対峙しなければならない」って!?
鈴木さんのこと以外で罪悪感を感じることが!?
訃報があり、急に福島に行く事になりました(@@)
いつ、死ぬか分らないのは皆同じ。ならば、愛する人と生きるべきですね(^^)


薪さんも自分の心と青木に向き合わないと‥そう思っています。
一度は忘れると言いながら過去の罪からどうしても逃れられない‥
そんな自分は青木にウソをついている‥そう思い込んでおります。
青木は分っていると思うのですが‥。
訃報ですか、それは大変ですね。
お気をつけて‥もう戻って来られた後かもしれませんが。

レスが遅れてすみませんm(__)mありがとうございました!

2012/08/14 10:48 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

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