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Fleurage―たおやかな花たち―

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Category:孤高のアリア

孤高のアリア 12 

※創作です



つまらないものを書いてますよね‥
自虐的にならざるを得ないヘタさ加減ですが
お暇な時に読んでいただければ
幸いです。
「孤高のアリア」 12






「ただトラウマがあったから解離性同一性障害になった‥
では済まなくて、どんなことがあったのか具体的に示さなければ
ならないんです。
義父のMRIを解析していただかなければ
彼女の疾患の立証ができません」
「‥捜査としてもその資料は必要でした。
水沢莉緒にとって好ましくない画像だと想像しましたが
7人の犠牲者を出した元凶だとしたら視るのは当然でしょう。
今現在解析中で今日中には‥」
わざわざ第九まで戻ってきて精神鑑定を依頼された瀬名が薪に伝えたのは
その画像が尋常ではないと瀬名も思ったからで、
義父による性的虐待など被害者にとっては忌むべき存在でしかないのは
分かりきったことだ。
しかし直接的原因となったものをどうしても見ておく必要があった。
「彼女は知っているんですか‥?脳が残っていることを」
「亡くなった時は‥当事者ですから知ってるでしょう。
その死因は転落死ですが‥もしかしたらその時すでに彼女の中にあった
別人格が加担したのかも知れません」
「そうでしょうね」
「それから‥Sが‥話してくれるそうです。
今回のすべての殺人について。
現在‥彼の人格ですが‥」
「午後には‥伺います」




完全防音で土砂降りの雨の音もその部屋には届いていなかった。


その日―
生成りの院内着に身を包み無表情の彼女は‥確かにSの人格だった。

「あの辺は庭だった。
莉緒の生まれ育った場所からたいして離れていなかったし、
あの夫婦は‥孤立していたんだ。
妻の方は末期ガンでほとんど外にも出れない状況で‥
夫も足が悪かった。
今の時代そんな赤の他人を助けようなんて奇特な人間はいない。
身寄りのない孤独な老夫婦はただ死期をまつだけで‥。
死にたがっていた。
だから死なせてやっただけだ。
たいして苦しまなかっただろう‥気を失った後に静脈に致死量を
注入すれば楽に死ねる。
そして誰も悲しまないからね‥。
ああ、薬物は莉緒の職場から調達した、伝票を改ざんして。
調べれば分かると思うけど。
それから‥二子玉川のあの家族だってそうだ。
あの自宅‥競売にかけられてた。
暮らしはギリギリで、生活できない状況だったし。
リストラにあって収入がなくてどうやって生きていくんだ。
無理心中しようと思っていたんだから同じだろう?
祐天寺の女も、恵比寿の子も‥
不幸せな人生だったからね。
夜も昼も働いて仕送りなんて今時‥。
それをやらせてる親も親だ。
体も心もボロボロで‥終いには鬱になって心療内科通い。
子供をそんなにして親として責任を感じることもなく‥
子供の金でのうのうと生きていた。
そんな親に地獄の苦しみを味あわせたって‥構わないだろ。
恵比寿の子も登校拒否。
学校に行けばいいってもんじゃないだろうけど
大人との接触を一切絶っている子供がひとりで生きていけるはずは無い。
死んだ方が幸せってものだよ。
うちの仲間たちがそんな連中を哀れに思って
温情をかけただけだと思うけどね。
‥なんでそんな怖い顔してる訳?」
壁に寄りかかり腕組みをしながら黙って聞いていた薪が、
じっとSの顔を見つめた。
「やはり‥人では無いということか。
水沢莉緒の付属品だ。
単なるおまけ‥それも役に立たない壊れたおまけだ。
基本人格を窮地に追いやる壊れた人格が言うことなど
箸にも棒にもかからないな‥」
薪を見ていた視線を真っ直ぐ前に向けるS。
「水沢莉緒は‥彼女自身も壊れていたからね、
壊れた人格の中には壊れて使い物にならない者しか生まれないんだよ。
仕方ないだろ」
「仕方ない‥?ふざけるな‥失われた命は戻ってこない。
水沢修一も‥殺したのか」
「‥あいつは悪魔だよ。
莉緒を解放してやったたげだ。
あいつがいる限り莉緒は縛られたままだった」
「それで‥?
いくら自分の中の違う人格がやったとしても彼女のダメージは大きい。
すべてを彼女が知ったとき‥どうやって生きていくんだ。
なにもできないくせに、彼女自身さえ失わせるような行動を
取るなんて‥あり得ない。
なんの責任も負えない交代人格でありながら」
「好きで水沢莉緒の別人格として発生した訳じゃない。
彼女の孤独が自分たちを産んだんだ。
たとえどの人格が彼女の中からいなくなっても‥孤独は変わらない。
誰が傍にいても離れても、彼女の孤独は生まれついての体質だ。
どうしようもない。
それに引き寄せられたのが水沢修一‥義父の悪魔的な部分を
呼び寄せた。
これからどうなっていったとしても彼女は同じだ。
死んでも孤独なんだ。
孤独をむしろ愛しているのが‥水沢莉緒。
周りにどんなに人が溢れていても、彼女に手を差し伸べても
その手を彼女は絶対に取ることは無い。
表面的には友好的で誰かを愛しているふりをしていたとしても
その奥の奥‥一番深い場所には誰もいない。
それが真実‥。
昔から彼女を見ているんだ。そんなことくらい分かってるさ。
だから‥こっちが彼女の人格と取って代わっても構わないだろ」

天候のせいで薄暗い部屋には照明が点灯されていなかった。
灯りを点けることをはばかられるような―
そこは、明るい光の似合わない空間だった。


「確かに‥彼女に親しい友人はいません。
 仕事で他人と口をきく以外全く人との交流は無かったようです。
Sの言っていた孤独体質‥それは事実でしょう。
これから治療をしていって、変化するのか‥
流動的ですが‥」
病棟のスタッフルームでそう瀬名が言った。

―天才的な臨床心理学者を持ってしても完治するという
言葉が口から出ないという実態。
いったい人の深層に潜む孤独という病巣は何がきっかけで
そういう不治の病へと変化していくのだろう―

「水沢修一の記憶を見ました。
やはり性的虐待を彼女は受けてました。
12歳前後から幾つもの人格を抱えて生きてきたようです。
性的虐待を受ける時は‥人格が彼女自身ではなかったんですね」
「その苦痛から逃れるために別の人格を産む―
というのが解離性同一性障害ですから、多分それを引き受けた人格が
‥あるいはSかも知れません。
Mはあくまで莉緒さんの架空の妹が発展したものでしょうから」
「虐待を受けているときの彼女は‥生気のない瞳をして、
全く光が宿っていない‥当たり前ですが。
しかし、薄笑いを浮かべることもあって‥なんというか‥凄惨という言葉が
ふさわしいほどの状況でした」
「そんな状況で生きていたのは‥生きてこれたのは彼らがいたからでしょう」
「‥‥殺人という事実を‥告げますか?」
「いいえ、いずれ自分で気付くことでしょうが、こちらから告げるというのは
疑いの余地のない事実と思うでしょう。
そのことが彼女の精神に決していい影響は与えません。
真実を知らせることが正しいとこの場合は判断できませんから、
治療の中で知らせはしません」
「検察が取り調べたいと言ってきたら‥」
ふっと、薪の顔を見つめて微笑む瀬名。
「拒否します。担当医として」
「‥そうですか」
瀬名は絶対にそうするだろう、思いのほか彼は頑固だ。
こと、仕事に関しては譲歩しない。
ニッコリ笑って‥NOという‥そこに惹かれる、どうしようもなく‥
その笑顔をみて、そう思った。


第九に薪が戻ってきたのは夕刻をとうに過ぎた頃だった。
捜査員はいない。
定時に退室するように伝えておいたからだ。
‥ただひとりを除いて

「‥薪さん!」
本当に嬉しそうな笑顔をして自分を迎える青木。
その青木にウソをついていた自分が、薪は嫌だった。
嫌というより、許せなかった。
どうやらそのことを青木も薄々気がついていたらしい。
それが分かったからこそ告げなければならないと思ったのだ。

自分は‥水沢莉緒に似ている。
孤独の体質‥そんなものを持っているのかもしれない‥

深く暗い水底に沈む孤独の欠片を持っていた自分を
青木は―いったいどう感じるのだろう‥

―また右手が‥右手の指が震える‥
毛細血管の血流が滞るように冷たく、硬く―
皮膚に薄い氷が張ったような感覚すら感じていた。






続く





はぁ‥すみません‥。
まだ終わりません(^_^;)

ここんところヘタレてまして‥
なかなか描ききれなく辛い部分が
出てきました。

次は薪さんと青木のことだけかな‥?

 9月27日鍵付き拍手コメ下さいましたS様へ

きゃーーーっっっ怒っていらっしゃる‥?
いえいえ、ドSのSでは決して‥
あなた様のことでもないし‥少しはあるかも‥
うそうそうそうそ‥
そんなことないですからっ。
確かに似てはいるかも‥ごめんなさーい!v-12
でもN区には住んでません(笑)
いや、Nだっ!
あそこもN区でしたねっ!同じNでも大違いっ!
冗談ですってばv-356
そうです、中野区の職員寮に住んでます。
女子寮なのに‥Sは男の人格ですね(^_^;)
ヘンな気は全くないですよ、そんな人格じゃないですから。
とにかくご心痛お掛けしてすみません。
みんな幸せになっていただきたい‥というのが私の信条ですから。
信じて下さい。
では、また‥メール‥じゃなくて、えへへへへ‥
来週!
でも、コメ下さるのは嬉しいので‥下さい←図々しいv-388
すみません‥ありがとうございました<m(__)m>

  by ruru

 9月27日鍵付き拍手コメ下さいました方へ

はじめまして、コメントありがとうございます<m(__)m>
いやぁ‥どうもすみません‥過去記事‥読んで下さって‥
嬉しいやら、恥ずかしいやら‥
近頃やっと‥過去記事が見やすいテンプレに変えたところです。
間に合わなかったですね、申し訳ございません。
いえ、そんな‥v-402
私の書くものなど‥ヘンなものばかりで‥
ヘタクソなのに図々しく書いたりして‥
ほんとにすみません。
でもそれを褒めていただけるとは‥
ありがたくて涙が出て参ります(T_T)
御察しのとおり‥薪さんは過去を忘れたとか、罪だと思っていないと
青木に言いました。
確かに言いました。
でも‥それでかたずけられない想いが渦巻いていたのです。
なんとか青木が‥薪さんを癒してくれることを祈ります。
御心配お掛けしました。
よろしかったら続きもまた見て下さいませ。
本当に‥ありがとうございますv-344

  by ruru

 8月15日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございました!

今日の夜、帰って来ました!莉緒の孤独体質のくだりを読んでると、
確かに原作の薪さんが浮かんでしまいました(´`)


大変でしたね、お疲れさまでした。
孤独体質‥莉緒が意識していたかどうかわかりませんが
薪さんは莉緒を見て自分と似ていると思ったようです。
悲しい体質ですね。
私もひとりでいるのが好きです。

鈴木さんを失ってから独りで生きていこうとしていた薪さん。
エピローグでも守るべきものは何もないと言った薪さん・・
青木は薪さんの孤独が辛かった。薪さんの元々の性格が孤独を愛するのか、
また失うのが恐くて心を閉ざすのか・・


繊細な精神を持っているのでしょうが、
確かに失う事が怖くてひとを寄せ付けないところがあったのでしょうね。
姉夫婦が殺された後は‥岡部さんにも構うなと言ってましたね。
自分は死を招くモノのように思ったのでしょうか。
たったひとりで生きようとする薪さんの孤独が
堪えられないほど辛くて結婚どころじゃなかったのだと思います、
青木は。

姉の葬儀の時でさえ、薪さんを見て嬉しそうな顔をした青木。
その真っ直ぐな瞳に惹かれながらも甘い痛みを感じているような・・


あんなに泣いてたのに薪さんを見て微笑んでましたね。
やっぱり青木にとって一番大切なひとは薪さんだった‥
そう思います。
あの女ではなく。
薪さんはどう感じていたのでしょう?
辛かったのでしょうか?

殺人ではないけど夫の義兄が仕事中の事故で亡くなって
突然、人生の終止符が打たれる理不尽さをつくづく、感じました(><)


そうですね、病気と違って事故だと突然ですから。
まったく行き来はなかった父親ですが、バイク乗っていて
車にぶつけられその数時間後に亡くなりました。
自分が亡くなったことすら気付かないのでは‥?
自分で立ち上がって「大丈夫」そう言ったらしいですから。

一生は長さではないでしょうが
義理のお兄さまもまだやりたいことがあったでしょうに。
お悔やみ申し上げます。

お疲れのところコメントありがとうございましたm(__)m

  by ruru

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9月27日鍵付き拍手コメ下さいましたS様へ

きゃーーーっっっ怒っていらっしゃる‥?
いえいえ、ドSのSでは決して‥
あなた様のことでもないし‥少しはあるかも‥
うそうそうそうそ‥
そんなことないですからっ。
確かに似てはいるかも‥ごめんなさーい!v-12
でもN区には住んでません(笑)
いや、Nだっ!
あそこもN区でしたねっ!同じNでも大違いっ!
冗談ですってばv-356
そうです、中野区の職員寮に住んでます。
女子寮なのに‥Sは男の人格ですね(^_^;)
ヘンな気は全くないですよ、そんな人格じゃないですから。
とにかくご心痛お掛けしてすみません。
みんな幸せになっていただきたい‥というのが私の信条ですから。
信じて下さい。
では、また‥メール‥じゃなくて、えへへへへ‥
来週!
でも、コメ下さるのは嬉しいので‥下さい←図々しいv-388
すみません‥ありがとうございました<m(__)m>

2010/09/28 10:12 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

9月27日鍵付き拍手コメ下さいました方へ

はじめまして、コメントありがとうございます<m(__)m>
いやぁ‥どうもすみません‥過去記事‥読んで下さって‥
嬉しいやら、恥ずかしいやら‥
近頃やっと‥過去記事が見やすいテンプレに変えたところです。
間に合わなかったですね、申し訳ございません。
いえ、そんな‥v-402
私の書くものなど‥ヘンなものばかりで‥
ヘタクソなのに図々しく書いたりして‥
ほんとにすみません。
でもそれを褒めていただけるとは‥
ありがたくて涙が出て参ります(T_T)
御察しのとおり‥薪さんは過去を忘れたとか、罪だと思っていないと
青木に言いました。
確かに言いました。
でも‥それでかたずけられない想いが渦巻いていたのです。
なんとか青木が‥薪さんを癒してくれることを祈ります。
御心配お掛けしました。
よろしかったら続きもまた見て下さいませ。
本当に‥ありがとうございますv-344

2010/09/28 10:22 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

8月15日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございました!

今日の夜、帰って来ました!莉緒の孤独体質のくだりを読んでると、
確かに原作の薪さんが浮かんでしまいました(´`)


大変でしたね、お疲れさまでした。
孤独体質‥莉緒が意識していたかどうかわかりませんが
薪さんは莉緒を見て自分と似ていると思ったようです。
悲しい体質ですね。
私もひとりでいるのが好きです。

鈴木さんを失ってから独りで生きていこうとしていた薪さん。
エピローグでも守るべきものは何もないと言った薪さん・・
青木は薪さんの孤独が辛かった。薪さんの元々の性格が孤独を愛するのか、
また失うのが恐くて心を閉ざすのか・・


繊細な精神を持っているのでしょうが、
確かに失う事が怖くてひとを寄せ付けないところがあったのでしょうね。
姉夫婦が殺された後は‥岡部さんにも構うなと言ってましたね。
自分は死を招くモノのように思ったのでしょうか。
たったひとりで生きようとする薪さんの孤独が
堪えられないほど辛くて結婚どころじゃなかったのだと思います、
青木は。

姉の葬儀の時でさえ、薪さんを見て嬉しそうな顔をした青木。
その真っ直ぐな瞳に惹かれながらも甘い痛みを感じているような・・


あんなに泣いてたのに薪さんを見て微笑んでましたね。
やっぱり青木にとって一番大切なひとは薪さんだった‥
そう思います。
あの女ではなく。
薪さんはどう感じていたのでしょう?
辛かったのでしょうか?

殺人ではないけど夫の義兄が仕事中の事故で亡くなって
突然、人生の終止符が打たれる理不尽さをつくづく、感じました(><)


そうですね、病気と違って事故だと突然ですから。
まったく行き来はなかった父親ですが、バイク乗っていて
車にぶつけられその数時間後に亡くなりました。
自分が亡くなったことすら気付かないのでは‥?
自分で立ち上がって「大丈夫」そう言ったらしいですから。

一生は長さではないでしょうが
義理のお兄さまもまだやりたいことがあったでしょうに。
お悔やみ申し上げます。

お疲れのところコメントありがとうございましたm(__)m

2012/08/16 22:46 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

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