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Fleurage―たおやかな花たち―

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Category:孤高のアリア

孤高のアリア 13 

※創作です



あの‥
まだ核心には至っておりません‥
すみません‥その前の段階です。
つまんないかも‥

よろしかったら‥ご覧くださいませ。
「孤高のアリア」 13





「先生‥私の中に誰かいるんですね」
上げられたブラインドの外の暗闇に目をやりながら
水沢莉緒が言った。
他人格ではない、確かに水沢莉緒本人の呟き。
ドアの傍に立っていた瀬名がベッドサイドのスツールに腰かける。

「何故‥分かったんですか‥?」
「記憶が飛びすぎるから‥おかしいって思ってたんです。
だけど誰も相談相手がいないし‥。
でも‥心の中に話しかけたときに‥
すごく温かくて‥心地いい想いに包まれて。
だから‥誰かがいてもいいって‥」
「寂しくなかったということですか?」
「はい。ひとりじゃないって思えて‥」
「水沢さん。ひとはひとりにはなれませんよ‥
たとえひとりになりたくても、何か、どこかで繋がっています」
「‥‥」
黙って瀬名の方を振り向く莉緒。
ブルーの綿のシャツにジーンズ‥白衣をまとった
自分より10歳は若く見える瀬名の言葉に
この人いったいいくつなの‥?という顔をしている。
「先生は‥おいくつなんですか?」
「19です。来月はたちですけど」
「19‥それで臨床心理学の博士って‥やっぱり天才なんですね」
「ほんとは‥人と関わらないことをしたかったんですが‥」
「人と関わらなければ出来ないことですよね、心理学の先生なんて‥」
「そうですね、私は人間に興味が無くて‥人と関わるとろくなことが無い
って思っていたんです」
「‥‥いくつの時にそんなこと‥」
「4歳‥?5歳くらいだったかな‥4歳かな‥そのへんのことは思い出したくないから
脳が記憶を引っ張り出すのを助けてくれなくて困ります。
それ以前はなにも知らなかったので‥母親とたまに会うのが楽しかった、
父親とは会ったことが無かったんですが、そういうものだと思ってて‥
でも、母親が目の前で亡くなった時に‥自殺だったんですが、
その時にすべて知りました。
自分が誰にも望まれていなかったということを。
それが尾を引いて、
大好きな人たちにそのあと育ててもらっていながら‥
人に興味を持てない期間が長く‥。
だから人と関わらなくていいことをしていきたいと思っていたんですよ」
「‥どうして今のようになってしまったんですか?」
「どうして‥どうしてかというと‥そのどうしてというのがキーです。
どうして興味を持てないのか‥それを調べたいと思った時に
人の深層心理を勉強するのがそこにたどり着く最短だと思いついたんです」
「今、19歳‥私なんて大学院まで行って‥ということは‥どれくらいの期間で
博士号を‥?」
「ハーバードのメディカルスクールに入ってから‥」
「ロングウッドの?!」
「よくご存じですね。大学自体は免除されて、大学院に入ったのが11歳のとき‥ですね」
「‥‥それで修め終わったのは‥」
「半年後です」
「やっぱり住む世界が違う‥先生は特別です」
「何がですか‥?
人として私は間違った考えを持って生きていました。
別人格こそいませんでしたが空洞になっていたんですよ。
10歳前後で中身のない人間なんて‥おかしいです。
傍にいてくれた方々のお陰でまともになったんですけど」
「‥周りに誰かが‥」
「そうです。それでも‥自分のような者が他人にカウンセリングなんてできるのか、
そういう資格が あるのかと思ってましたよ。それは今でも感じていますが」
「先生と違って私は‥汚れてるから‥」
そう呟く莉緒。
「何のことですか‥?あなたは慕われてますよ」
ハッとして俯いていた顔を上げる。
「どういう意味ですか‥?」
「あなたが採血をしてくれると痛くないっておっしゃる患者さんが大勢いるんです」
「‥‥」
「外来の採血室とは違って、
入院患者さんは毎週のように採血される方もいらっしゃる。
そういう方にとっては切実です。
採血が好きな方なんていませんから。
だからあなたが望まれていたんですね‥優しく声をかけてくれる、
そして針を刺されても痛くないという技術もあって‥
あなたは望まれています。
たとえ、御両親に望まれていなかったとしても、
あなたを望んでいる人は沢山いるんですよ。
知ってましたか‥?」
「‥知らな‥だって私は‥仕事だから‥」
「仕事‥報酬をいただくための労働ですか。
それだけではないはずです。
1日8時間以上も人と接していて心が成長しないはずはないです。
あなたが気付いてなかっただけで。
傍にいて何か言ってくれる、助けてくれる、そんな人だけが
すべてではないと‥私は思います」
「生きていても仕方が無いと思ってた。
生きていてもいいんですか‥?」
「‥当たり前です。生きていて下さい」
「‥‥」
泣きだしそうな‥笑顔のような‥そんな複雑な表情で
自分の抱えた膝に彼女はそっと顔を埋めた。


その日のカウンセリングを終えてスタッフルーム瀬名が戻ってくると
当直のスタッフに混じって見慣れた顔があった。
「あ‥‥定時に上がるように言われて‥迎えに来ました‥」
ボリボリと人差し指で額を掻く岡部。
黙って目の前に行き見上げる。
「‥逢いたかったんです。‥よかった」
岡部にしか聞こえない声で‥瀬名が囁いた。
「オレも‥限界でして‥帰りますか‥?」
そう言ってその小さな手を包み込むように握ると―
暗い廊下へと連れて出ていった。




「今夜は薪さんのところに泊ります」
駐車場から上がってくると薪に青木が承諾を取るわけでもなく
きっぱりと言い切った。
「‥‥」
話さなければならない事がある―

ヘンなところで感のいい青木‥そういう薪の心の機微を
感じ取れるのだ。
ずっと黙ったまま部屋まで歩いてきて‥部屋の前まで来ると
薪がドアの前から横にずれて青木を見上げる。
自分のポケットからキーケースを取りだすと、
青木が鍵を開けた。
「食事はどうしますか?」
「‥なにか‥作ってほしい‥」
ドアをひらきながらそう答える薪。
「今からですか?買い物してないですけど冷蔵庫の中に何かありますかね‥」
「何でもいい。お前の作ったものなら」
ずっと無表情だった薪が部屋に戻ってやっと笑顔をみせた、
‥何かあるのは分かっている。
別れるとか、切りたいとかいうこと以外なら自分は絶対受け止められる―
だからその顔をみてホッとしたのだ。
そういう事ではない。
もっと‥根本的な部分での悩みが薪の中にあるのだということを
青木は確信した。
そして多分‥自分が考えている通りだとも。
「何でもいいんですね、何でも作りますから‥そのかわり‥」
寝室のクローゼットからハンガーを出して、
青木に渡そうとしていた薪が青木を見つめる。
「‥そのかわり‥?なんだ‥」
ニコッっと、いつもの人懐こい笑顔で、
「そのかわり、何でもオレに‥というか、すべて喋って下さいね」
そう言った。







続く





短くてすみません。
構成というほど大したものではないですが
構成上やむを得ず短くなりました。
図らずもラブラブの2組でした。
問題は‥これからですね(笑)
なのにここで切るとは‥ごめんなさい(^_^;)

 9月29日鍵付き拍手コメ下さいましたS様へ

いつもありがとうございます<m(__)m>
ヘタレているときにいただくコメントに励まされます。
ほんとに情けないと言うか‥
たいした文章も書けないくせに何やってんだろうと‥
ついつい愚痴が出ちゃって(^_^;)
全削除しようかな‥そこまで思いつめてしまって‥。
そんなことしたら‥せっかくいただいたコメントとかも
失われてしまうのに‥(T_T)‥
慰めのお言葉が心に沁みました。
どうしていつも根性無しでダメなのか‥
考えれば考えるほど沈むので
考えないようにすると‥創作できないんです。
悪循環にハマってほぼうめきながら?
書いてると言う状況が‥
おっしゃる通り休めばいいんですけども‥
お休みすると‥多分このまま帰ってこれなくなります。
自分の性格が分かるだけに恐ろしくて休めません‥
だからと言って下らないものを置いておくのも
超恥ずかしいです。
何やっているんでしょうか‥
N区まで行きますから相談に乗って下さい‥
いえ、殴ってくださいっ!
顔が変わってもいいです(笑)
‥‥いや、やっぱり見えないところを殴ってもらおうかな‥
詳しくはまた‥メールするとまた愚痴ばかりに‥
でもメールさしあげまーす!
お約束ですものねっv-411
色々ご配慮感謝いたします、ありがとうございました。

  by ruru

 8月17日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございます!
毎日暑いですね。なのに夏太りして‥なかなか痩せなくて
困っております。
なにかいい方法はないものでしょうか‥マジで痩せられないのです(笑)

莉緒も本当はやはり、寂しかったのですね。
自分の時間が欲しい時は一人が気楽だけど大勢の中で話し相手がいないのは辛いです(´`)


やはりひとはひとりでは生きられないものですね。
ロビンソン・クルーソーはたったひとりで無人島で生きていた‥
って話は違うとなにかの本で読みました。
彼はひとりではなかった、子供の頃教えられたり、大人になって
知り得たことで無人島で生きられた。
だからひとりではなかった‥とか書いてありました。
結局、ひとりで生きていると思っていても、生かされているのでしょうね。

私は看護士にはなれないですね。凄く、気疲れすると思うので。
人の身体に触れるのも恐いし。採血って一番緊張しますね(確かに上手な人がいい)


採血とか静脈注射は慣れです。
慣れると上手くなるものです。
私は毛細血管に入れるのが大好きでした(笑)
誰もが難しいと言う、患者さんに指名された時はうれしかったですね。
●●さん、呼んで来てと●●さんが呼んでるんですけど‥
「はい、行きます」と、注射しに病室に行ってました。

今時の大学病院とかは医師がやりますから。
検査室でも臨床検査技師が採血しますものね。

娘は散々、愚図った後必ず「あたしがいないと寂しい?」と訊く(^^;)
瀬名さんは今は幸せですよね。
薪さんも正々堂々と?愛されて幸せを感じて欲しいです(^▽^)


娘さん、可愛いですね。
結局ママが好きなんですよ、子供って。
うちの子は‥どうなんでしょう?精神年齢が5歳の部分があったり
3歳だったり10歳の部分もあったりで‥これ以上精神面が
伸びるとは思えなくて‥自閉症に効く無認可の薬があるそうですが
試してみたい気がします。
脱線してスミマセン(^_^;)
瀬名さんは幸せだと思います。
ヒゲ面のゴリラ系の岡部さんか好きだと言うんですから
変りものには違いありませんよね(笑)

薪さんはもう、若い青木と‥フランスから戻ったら蜜月を
過ごしてほしいですね。
私の脳内では続きが勝手に出来上がっているのですが
さすがに気が引けて書けません(^_^;)
いつか表に出せたらいいなぁ‥と、思っております。

ありがとうございましたe-68v-352e-418

  by ruru

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9月29日鍵付き拍手コメ下さいましたS様へ

いつもありがとうございます<m(__)m>
ヘタレているときにいただくコメントに励まされます。
ほんとに情けないと言うか‥
たいした文章も書けないくせに何やってんだろうと‥
ついつい愚痴が出ちゃって(^_^;)
全削除しようかな‥そこまで思いつめてしまって‥。
そんなことしたら‥せっかくいただいたコメントとかも
失われてしまうのに‥(T_T)‥
慰めのお言葉が心に沁みました。
どうしていつも根性無しでダメなのか‥
考えれば考えるほど沈むので
考えないようにすると‥創作できないんです。
悪循環にハマってほぼうめきながら?
書いてると言う状況が‥
おっしゃる通り休めばいいんですけども‥
お休みすると‥多分このまま帰ってこれなくなります。
自分の性格が分かるだけに恐ろしくて休めません‥
だからと言って下らないものを置いておくのも
超恥ずかしいです。
何やっているんでしょうか‥
N区まで行きますから相談に乗って下さい‥
いえ、殴ってくださいっ!
顔が変わってもいいです(笑)
‥‥いや、やっぱり見えないところを殴ってもらおうかな‥
詳しくはまた‥メールするとまた愚痴ばかりに‥
でもメールさしあげまーす!
お約束ですものねっv-411
色々ご配慮感謝いたします、ありがとうございました。

2010/09/29 19:18 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

8月17日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございます!
毎日暑いですね。なのに夏太りして‥なかなか痩せなくて
困っております。
なにかいい方法はないものでしょうか‥マジで痩せられないのです(笑)

莉緒も本当はやはり、寂しかったのですね。
自分の時間が欲しい時は一人が気楽だけど大勢の中で話し相手がいないのは辛いです(´`)


やはりひとはひとりでは生きられないものですね。
ロビンソン・クルーソーはたったひとりで無人島で生きていた‥
って話は違うとなにかの本で読みました。
彼はひとりではなかった、子供の頃教えられたり、大人になって
知り得たことで無人島で生きられた。
だからひとりではなかった‥とか書いてありました。
結局、ひとりで生きていると思っていても、生かされているのでしょうね。

私は看護士にはなれないですね。凄く、気疲れすると思うので。
人の身体に触れるのも恐いし。採血って一番緊張しますね(確かに上手な人がいい)


採血とか静脈注射は慣れです。
慣れると上手くなるものです。
私は毛細血管に入れるのが大好きでした(笑)
誰もが難しいと言う、患者さんに指名された時はうれしかったですね。
●●さん、呼んで来てと●●さんが呼んでるんですけど‥
「はい、行きます」と、注射しに病室に行ってました。

今時の大学病院とかは医師がやりますから。
検査室でも臨床検査技師が採血しますものね。

娘は散々、愚図った後必ず「あたしがいないと寂しい?」と訊く(^^;)
瀬名さんは今は幸せですよね。
薪さんも正々堂々と?愛されて幸せを感じて欲しいです(^▽^)


娘さん、可愛いですね。
結局ママが好きなんですよ、子供って。
うちの子は‥どうなんでしょう?精神年齢が5歳の部分があったり
3歳だったり10歳の部分もあったりで‥これ以上精神面が
伸びるとは思えなくて‥自閉症に効く無認可の薬があるそうですが
試してみたい気がします。
脱線してスミマセン(^_^;)
瀬名さんは幸せだと思います。
ヒゲ面のゴリラ系の岡部さんか好きだと言うんですから
変りものには違いありませんよね(笑)

薪さんはもう、若い青木と‥フランスから戻ったら蜜月を
過ごしてほしいですね。
私の脳内では続きが勝手に出来上がっているのですが
さすがに気が引けて書けません(^_^;)
いつか表に出せたらいいなぁ‥と、思っております。

ありがとうございましたe-68v-352e-418

2012/08/18 05:54 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

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