Admin * New entry * Up load * All archives 

 

Fleurage―たおやかな花たち―

09«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»11
このページの記事一覧

    

Posted on --:--:-- «edit»

Category:スポンサー広告

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

tb: --     com: --

go page top

Posted on 12:00:11 «edit»

Category:海と風と空の部屋

海と風と空の部屋 4 

※創作です


あおまき家を買う‥はたして顛末は?
‥まだ終わりませんね‥

ふたりが住宅を購入するのに障害って
あるのでしょうか‥?
私もわかりません。
‥‥すみません‥無責任なヤツ‥自分で書いてるのに。

あ、超短いです。
2分もあれば読めるかと‥(笑)
「海と風と空の部屋」 4





「ここは昔公園だったそうです」
長い坂を100メートルほど登っていくと急に開けて
大きな欅の木が数本見える。
某有名不動産会社を訪れた折りにそこに出入りしていた建築士に
聞いた物件で、ここに住む予定だった老夫婦がハワイに在住している
息子夫婦と同居することになった為に売りに出したモノだった。

「大きな樹だな‥」
見上げる空に向かって枝を広げる欅の木、
「もう樹齢100年くらいらしいですよ、
ここを建てた御夫婦が長野から取り寄せて植えたって
言ってましたから」
「それにしたって‥戸建住宅‥」
「そうですよね、セキュリティで問題がありますか‥」

確かに眼下に見えるのは東京湾で、隣家も密接していないし、
建てたまま生活していないため新築と同じ‥
「この辺は都心に近い割に空がキレイだな‥」
だそうで。
そんな会話を交わしていると門の中から担当者が出てくる。
「あ、先日はありがとうございました」
「いいえ、こちらこそ。そちらの方が御名義人ですか?」
「はい、そうです」
「どうぞお入りください」
そう言って門を開け放つ。
「名義人‥?」
そう呟いた薪さんの背にちょっと触れて、
「入りましょう」とオレが促した。
「‥‥」

外観は平屋で無駄な装飾のないシンプルな‥
モダンといえばモダンな外観。
年配者が建てた割には和室は1室のみで
他の4部屋はすべてフローリングの洋間、
リビングも白木を使った美しい部屋だった。
20畳のリビングにカウンター式のキッチン。
リビングの横にはサンルームがある。
そこから外光が入ってきて、眩しいほど明るい。
他の洋間もすべて十分な広さで採光も申し分なかった。
そして遮るもののない広いウッドデッキから海と臨海公園の
観覧車が臨めた。

「この区画にはこの家以外はもう建ちませんからね、
別荘のようにこの辺の緑もひとり占めみたいな形ですよ」
確かに環境も広さも十分すぎるほどだ。
ただ‥マンションじゃない。
隅々まで見て歩く薪さんの背中を見ながら‥
高層マンションじゃないし‥NGだろうと‥予測していた。

「ここに住みたかったでしょうね、その御夫婦は‥」
「仕方が無かったようですよ、御子息に説得されて泣く泣く‥」
「こんなに立派で住みやすそうな‥環境もよくて‥。
長く住める所じゃないですか、残念だったでしょう」
そう薪さんが話す。
文句のつけようが無い物件ではある。
なにより薪さんが興味を惹かれたのは―
リビングと主寝室の高い天井に作られた天窓だった。
その直径60センチほどの丸い天窓から、真っ青な秋の空が見える。
そして、時折千切れた雲が窓をよぎっていく‥
暫く佇んでその様子を薪さんは見つめていた。
しかし‥
やっぱり戸建は‥薪さんの好みではないだろう‥
と、思っていて、
助手席で黙ったままの薪さんを見てもそう感じていた。


「ちょっと‥そこに座れ」

マンションに戻ってきて着換えるやいなや薪さんが言った。
ちょっとだけビビりながら、ソファの端に薪さんから離れて座る‥
「‥あの‥」
コーヒーカップから立ち昇る湯気を見つめていた薪さんが口を開いた。
「あの物件は‥悪くない」
「‥えっ?」
「場所も比較的近いし、環境もいいし‥セキュリティーも首相か何かじゃあるまいし
警備会社に依頼すればすむことだ。
‥ただ‥」
「‥‥」
「名義人が僕って‥どういうことだ‥?」
そこか‥
「共同名義にするって言ったはずだ」
「‥それはそうですが‥例えば夫婦であればそう言う例も面倒じゃないですけど‥」
「そんなことは最初から分かってたことだろう。
なにを今更‥」
「それに‥無駄な出費は控えた方がいいと思うんです」
「贈与税のことか‥」
「はい‥薪さんひとりの名義であればそんなものはいりませんけど‥」
「だけど‥自分名義のものが欲しいと思わないのか?」
「オレがですか‥?いや、全然思いません。
だって薪さん、言ったじゃないですか、オレのものは薪さんのもので
薪さんのものはオレのものだって‥だったら名義が薪さんでも
オレのものでもありますから。
薪さん自身も含めて‥オレのでしょう‥?」
「‥‥」
黙ったまま両手でカップを包み込むように持つ薪さん。
気に障ったのかもしれない‥
「‥すみません‥勝手なこと言って‥
薪さんのものがオレのだっていうのは‥言葉のあやで‥」
「お前のだ。僕のものは全部お前のだ。
ただ‥お前のプライドが‥」
「プライド‥ですか?
オレはそんな事、気にしてないです。
‥薪さんさえいてくれたら‥なにも心にわだかまるものなんてありません。
おかしいですか‥?」
「なんというか‥お前らしい。
僕は‥お前のそういうところが‥好きなんだろうな‥」
「惚れてますか?」
薪さんの傍に顔を寄せて覗き込むように聞いてみたら、
しまった、と言う顔をした。
「‥教えない!」
プイと横を向く薪さんを後ろから掴まえると‥
体を腕の中で反転させ、両腕をオレの首に巻き付けて
引き寄せるように抱きしめてくれた。

なににこだわる必要があるだろうか、
すべてを賭けて想ってる。
この人以外なにも欲しくないし、なににも執着してない。
願うのは薪さんの幸せだけだ。
ひとつしか叶わない願いであれば自分は
薪さんの幸せだけを願いたい。
それだけで‥十分だ。
オレは―
腕の中のこのひとと‥生きていければ
たとえそこが狭くて小さな部屋でも構わない。
「そんなの絶対、嫌だ」
素直じゃないこの人は‥そう言うだろうけど。

他人同士が一緒に暮らすのだから上手くいくほうが難しい、
夫婦生活をスムーズに維持していくのはお互いの努力が
不可欠だとよく言われるけれど、
オレと薪さんは同性だし‥どんなに愛し合ってても夫婦という括りには
当てはまらない。
だけど他人同士の夫婦― と呼ばれる人たちよりも
強く結びついていると思っているし、
その絆は死んでも切れない絆だ。
なにがあっても想いあって、許し合うことができる自分たちに
なんの障害もない。
同性ということさえ行く手を遮る壁じゃない。

そう信じている。




続く




次回で終わる予定です。
たいした内容でもなくて‥引っ張ってます。
つまんなくてすみません‥(^^ゞ

 10月28日鍵付き拍手コメ下さいましたS様へ

ありがとうございます〜♪
行く手を遮る壁じゃない、という言葉‥
そうですね、ほんとうにそう思いたいです。
そこのところに共感いただいて嬉しいです。
でも‥壁はあるでしょうね。
多分それが現実だとv-390
青木はなにも考えないし、薪さんは超リアリスト‥
いいコンビではないでしょうか(笑)
パートナーと言うより‥おもろい夫婦‥すみません、変なこと言いました(^^ゞ
でも楽しそうで‥(笑)
原作の恐ろしさに震えあがりながら書いてました‥
まったくもって現実逃避です。
間違っているんでしょうが‥どうしようもないのです。
励まして下さるお言葉だけが頼りです。
ありがとうございます、生きてますよ〜v-406‥なんとか。
よろしければまたメール下さいませ、
私は‥送りましたよー(^O^)ご迷惑顧みず‥(笑)

  by ruru

 9月3日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございますe-446

この家はネットで本当にありそうな場所をリサーチしたのでしょうか?
あったら素敵ですね(^^)私も平屋で広い家って好きです。
膝が痛くなってから特に(笑)高台なら眺めもいいし。


色々探しました~
青木と薪さん担当の不動産屋さんになって(笑)
なかなか文句が多いので大変でしたけどなんとか探せましたよ~
平屋が良いです。その分土地が入りますけど。
ここは老夫婦が建てたお家と言う設定なので平屋でした。
土地をそれだけ用意して‥建てたいですね、お家e-446
舞浜に丘があったらこんな感じ?でしょうか。

うん、青木は欲が無い人に思えます。
原作でも「薪さんがいてさえくれたら」って言いましたよね(>▽<)


欲とは全く無縁な気がします。
だからお金が無くても貧乏でも薪さんがいれば幸せだと思います。
幸せですよ、あんな宝物のようにキレイなひとが
傍にいたら。
何でもしてあげますけど(笑)

薪さんが側にいてくれることが一番の幸せだと思います。
薪さんに四畳半のアパートは似合わないけど(^^;)
いや、薪さんも案外こだわらないかも(笑)
エピローグの青木も既に同性とか悩むのを通り越して強い絆を感じている気がしますね(^^)


青木がでかいから4畳半は住めないかもしれませんね。
似合う似合わないの前に‥住めない?(笑)
薪さんも住まいとか服とか食べものとか拘りがなさそうです。
無欲の女神ですよね。
青木は同性相手なんて考えもしない感じがありましたけど
ラストに来てなんか‥ねえ(笑)
ラブレター書いちゃうしv-344
突き抜けたのかもしれませんね(^_^;)

ありがとうございましたi-237i-178

  by ruru

Comment-WRITES

go page top

 コメント 

10月28日鍵付き拍手コメ下さいましたS様へ

ありがとうございます〜♪
行く手を遮る壁じゃない、という言葉‥
そうですね、ほんとうにそう思いたいです。
そこのところに共感いただいて嬉しいです。
でも‥壁はあるでしょうね。
多分それが現実だとv-390
青木はなにも考えないし、薪さんは超リアリスト‥
いいコンビではないでしょうか(笑)
パートナーと言うより‥おもろい夫婦‥すみません、変なこと言いました(^^ゞ
でも楽しそうで‥(笑)
原作の恐ろしさに震えあがりながら書いてました‥
まったくもって現実逃避です。
間違っているんでしょうが‥どうしようもないのです。
励まして下さるお言葉だけが頼りです。
ありがとうございます、生きてますよ〜v-406‥なんとか。
よろしければまたメール下さいませ、
私は‥送りましたよー(^O^)ご迷惑顧みず‥(笑)

2010/10/29 08:33 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

9月3日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございますe-446

この家はネットで本当にありそうな場所をリサーチしたのでしょうか?
あったら素敵ですね(^^)私も平屋で広い家って好きです。
膝が痛くなってから特に(笑)高台なら眺めもいいし。


色々探しました~
青木と薪さん担当の不動産屋さんになって(笑)
なかなか文句が多いので大変でしたけどなんとか探せましたよ~
平屋が良いです。その分土地が入りますけど。
ここは老夫婦が建てたお家と言う設定なので平屋でした。
土地をそれだけ用意して‥建てたいですね、お家e-446
舞浜に丘があったらこんな感じ?でしょうか。

うん、青木は欲が無い人に思えます。
原作でも「薪さんがいてさえくれたら」って言いましたよね(>▽<)


欲とは全く無縁な気がします。
だからお金が無くても貧乏でも薪さんがいれば幸せだと思います。
幸せですよ、あんな宝物のようにキレイなひとが
傍にいたら。
何でもしてあげますけど(笑)

薪さんが側にいてくれることが一番の幸せだと思います。
薪さんに四畳半のアパートは似合わないけど(^^;)
いや、薪さんも案外こだわらないかも(笑)
エピローグの青木も既に同性とか悩むのを通り越して強い絆を感じている気がしますね(^^)


青木がでかいから4畳半は住めないかもしれませんね。
似合う似合わないの前に‥住めない?(笑)
薪さんも住まいとか服とか食べものとか拘りがなさそうです。
無欲の女神ですよね。
青木は同性相手なんて考えもしない感じがありましたけど
ラストに来てなんか‥ねえ(笑)
ラブレター書いちゃうしv-344
突き抜けたのかもしれませんね(^_^;)

ありがとうございましたi-237i-178

2012/09/03 19:40 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

go page top

 コメントの投稿 
Secret

go page top

 トラックバック 
トラックバックURL
→http://harunarushima.blog.fc2.com/tb.php/558-3282c5c8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。