Admin * New entry * Up load * All archives 

 

Fleurage―たおやかな花たち―

09«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»11
このページの記事一覧

    

Posted on --:--:-- «edit»

Category:スポンサー広告

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

tb: --     com: --

go page top

Posted on 17:15:19 «edit»

Category:進化のプロトコル

進化のプロトコル 3 

※創作です


のろのろ更新になっていますが
これはキーというか、大事なお話なので(自分にとってですが)
慌てないで更新できればと思います。

ぬるい感じで
相変わらずなんとも微妙‥すみません。
「進化のプロトコル」 3 幸福のかたち






薪さんとオレの心のどこかに‥
一緒に生きていけないのなら共に滅びた方かマシだという想いが
無かったかというと―
そう言いきれない。
薪さんは、例えばオレが重大な犯罪を犯したとしても‥
一緒に逃げてやると言った。
この世界の人間すべてが敵に回っても自分だけは味方だとも。
‥‥
 一途で、心の温かい‥そして繊細な、
引き離されるなら生きていたくないと言うひとだ。
一緒に生きていきたい―
だから結婚を申し込んで‥
薪さんも「分かった。お前と結婚する」そう答えてくれた。
勿論、そんなことを口にしなくても、今まで通りで、恋人のままで良かったはずだけれど
そうじゃなく、けじめをつけたかったのかも知れない。
そして、世間一般で言う普通の段階を踏みたかった。

当たり前の常識として、今の日本の法律では
結婚なんて出来るはずない。
同性で結婚‥普通ではないと思う。
けれど、
オレも薪さんも〝結婚〟という言葉が自分たちには当てはまらない、
というような感じのことを今まで口にしたことはない。
それは自分たちにそういった偏見が全くないからだ。
ただ、肩身が狭い、後ろめたい‥隠れる様にして生きる‥
それは当たり前だ、それがマイノリティーとして生きることを選んだ自分たちの道だと
‥思う他なく。

だけどそれはおかしいと、薪さんは感じ始めていた。
ひとを愛することに区別があるはずはない。
自分の命を投げ打ってでも守りたいひとがいて、
その愛が不幸で歪んだものだと思うのは‥自分たちを貶めることになるのではと
思っていた。
自分自身にだけでなく、他人にも嘘をつきたくないとも。
 
そしてオレにも薪さんは、 
最初で最後の相手だと僕に言わせた自分に自信を持てと‥
言った。
「オレは自分を卑下していないです」
オレは答えた覚えがある。
だけど‥まだだ。
オレはもっと、薪さんに見合うだけの
強い心を持った人間になりたい。
薪さんが何事にも動じない心がほしいと言うように、オレも
揺れない心がほしい。


主寝室のベッドの中からじっと、丸い天窓を薪さんは見つめていた。
ベッドは、薪さんが取り寄せたクイーンサイズの
比較的スプリング硬めのアメリカ製。
『お前には硬めの方がいいだろ』‥まあ、そうかな、色んな意味で。
そのベッドの真上は
この家の中で薪さんが最も好きで多く目をやる場所だ。

背中に回された薪さんの細い指がオレのパジャマを掴んでいる。
どこか心細げで、寂しげな顔をして見上げる視線の先は
遥か天空。
なにを想っているのか‥。
微かな星の瞬きが薪さんのすき透った瞳に写り込んでいて‥
暗い照明の中でもキラキラと輝く薪さんの瞳は
ほんとうに綺麗だ。
見とれて言葉もないくらい‥
この世のものではないくらいに。
「こうしてると落ちつく。
誰もいない世界で息をしているような気がする」
「薪さん‥それはダメですよ、
ふたりだけじゃない」
「うるさいな、そんな事分かってる」
オレの顔を見上げ、唇を突き出してふくれっ面をするのも
‥可愛い。

そもそも、
一緒に住みたいと思ったのは、
離れているのが‥限界に近かったから。
切迫したものを抱えていると、
マイナスに近い思考にどうしても傾いてしまうから
そんな思考を払拭する為だと‥自分自身も思っていて
薪さんもそうだと感じていたけれど、
違っていたのだろうか‥? 
「薪さん‥どうして同居をあなたがOKしたのか
オレ聞きましたっけ」
「‥今頃なにを‥」
視線をオレに戻して薪さんが不思議そうな顔をする。
「ただ、一緒にいたいからってだけじゃないんですか?」
無言でじっとオレの目を見つめていた薪さんが微かに頬笑みを浮かべて
そのふっくらとして艶やかな唇を薄く開いた。
「この世界で生きていくって言ったじゃないか。
‥確かに今までどこかで思っていたのかもしれない。
いつかふたりで‥すべてを切って生きていけたらと。
でもそれは、お前を僕の中に抱え込んで生きるということだ。
 抱え込んでひとつになど‥なれない。
そんなことできないと分かっているのに、心の奥で思っているのは
‥すごく危険だ。
離れている時間にそんなことばかり考えてしまう‥」
「だから‥?」
「それと‥逃げ道を作りたくない。
それだけだ」
それが前に進むと言うことなのだろう。
「あ‥もうひとつ。
お前と同居すれば不眠症に悩まなくていい」
そう言って、オレの胸の中に顔を埋めた。
確かに薪さんはすぐに眠ってしまう。
自分が積極的に〝したい〟時以外は、ベッドに入ると
10分もしないうちに寝入ってしまう。
大抵逢うのは週末だったから疲れているのだろうと思っていたが
そうじゃないと気がついたのは随分後になってからだ。
こっちがその気の時もそうだから‥時々辛いけど
こういうのが幸せなのだろう。

ベッドの中で、薪さんの凍えるような手足が‥
あまりの冷たさに先端が真っ赤になっている手指、そして足の指先が
段々と温まってくるのを 感じることが、例えようもなく幸せだ。
ただ情を交わすだけでなく、
これから一緒に暮らせば当たり前に思える日常も、
きっと幸福と呼べるものだと思う。
そんなふうに考えるようになったのはふたりの関係が進歩したからだと
確信してる。

胸の中で寝息をたてているひとを見つめて‥
そんなことを思っていた。





続く



ううう‥一度でいいから
氷のように冷たい薪さんの手足を温めてみたいっ!
と、心の底から思います(笑)


青木がプロポーズしたのは 
罪人の証
一緒に逃げてやると言ったのは
オールド・リフレイン です。
忘れてはいないんですけど記憶が不確かになってきます‥(^_^;)

 1月7日鍵拍手コメ下さいましたS様へ

ごめんなさいっ!
非常に遅くなりましたがメールでお返事差し上げましたので‥v-435
いつもお言葉に甘えてばかりで、
お返事は遅くなるしでほんとうにすみません。
コメント、ありがとうございましたv-344

  by ruru

 10月11日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございます(^-^)

原作で薪さんが青木と一緒に住むことになっても
事実上は籍を入れられるわけじゃないから同居人ということになるんでしょうね。
同性婚が認められている国もありますが。


同居人ですよね。
世帯主も青木と薪さんと別々でしょうね。
同性婚を認められてたにしても‥世間の目は‥厳しいと思います。
自分たちの心の有り様ですけども。
自分たちがどう考えるのかが大事ですよね。

家族のように一緒に暮せれば幸せなのかも。
今は籍を入れなくても事実婚として死ぬまで連れ添えば相続権も認められるんじゃないかな。


私のお話しの中では青木も世間を気にしないで生きて行こうと
しています。
とっても前向きな薪さんで‥大好きですけども。
相続は遺言があれば遺留分を考慮してももらえるものは
あるでしょうが。
この青薪さんはどちらかが先に亡くなった後に生きると言う選択は
しないそうです。
それも人生ですから。
ただ原作のふたりは舞ちゃんがいるので生きる必要が
ありますよね。

遺言があれば?原作の青木も薪さんを愛していることは間違いないです(^^)
でなければ雪子と結婚したでしょう。エピローグで描いたことが清水先生の最大の譲歩かな。


男女の愛と同じ愛を薪さんに対して抱いていると私も思いたいです。
ただ気付いてないだけで(笑)
ほんとうに結婚しなくて良かったです。
結婚したら‥私はブログ閉めてました。
あれ以上望めないのは仕方ないです。
だから妄想したいと思います~v-10

私はもう少し秘密世界に浸っていたいです。
薪さんのルーツが知りたい!私はまだその辺がモヤモヤしています(^^;)


ルーツが描かれるのか‥今まで秘密にしてきたものを
描かれるのか‥分からないですけど。
ソレだったら読みたいですよね。

辛かった事が思い出されて‥複雑ですが
薪さんのプライベートがもしも‥書かれるなら‥二次創作して来た
身としては‥まるっきり違う薪さんのプライベートだとしたら
恥ずかしいです~(笑)
でも清水先生は‥BL嫌いなのでしょうかね、やっぱり。
でもホモ嫌いっぽいことを書いてたのはショックでしたけど。
マイノリティを否定された気がして。
でも萩尾先生を神のように崇めていたらホモ嫌いとは
言わないと思うし‥
隠してるのかな(^_^;)実は嫌いじゃないけど‥みたいな。
ふふふふっ

ありがとうございましたe-446

  by ruru

 管理人のみ閲覧できます

  by -

Comment-WRITES

go page top

 コメント 

1月7日鍵拍手コメ下さいましたS様へ

ごめんなさいっ!
非常に遅くなりましたがメールでお返事差し上げましたので‥v-435
いつもお言葉に甘えてばかりで、
お返事は遅くなるしでほんとうにすみません。
コメント、ありがとうございましたv-344

2011/01/09 16:59 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

10月11日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございます(^-^)

原作で薪さんが青木と一緒に住むことになっても
事実上は籍を入れられるわけじゃないから同居人ということになるんでしょうね。
同性婚が認められている国もありますが。


同居人ですよね。
世帯主も青木と薪さんと別々でしょうね。
同性婚を認められてたにしても‥世間の目は‥厳しいと思います。
自分たちの心の有り様ですけども。
自分たちがどう考えるのかが大事ですよね。

家族のように一緒に暮せれば幸せなのかも。
今は籍を入れなくても事実婚として死ぬまで連れ添えば相続権も認められるんじゃないかな。


私のお話しの中では青木も世間を気にしないで生きて行こうと
しています。
とっても前向きな薪さんで‥大好きですけども。
相続は遺言があれば遺留分を考慮してももらえるものは
あるでしょうが。
この青薪さんはどちらかが先に亡くなった後に生きると言う選択は
しないそうです。
それも人生ですから。
ただ原作のふたりは舞ちゃんがいるので生きる必要が
ありますよね。

遺言があれば?原作の青木も薪さんを愛していることは間違いないです(^^)
でなければ雪子と結婚したでしょう。エピローグで描いたことが清水先生の最大の譲歩かな。


男女の愛と同じ愛を薪さんに対して抱いていると私も思いたいです。
ただ気付いてないだけで(笑)
ほんとうに結婚しなくて良かったです。
結婚したら‥私はブログ閉めてました。
あれ以上望めないのは仕方ないです。
だから妄想したいと思います~v-10

私はもう少し秘密世界に浸っていたいです。
薪さんのルーツが知りたい!私はまだその辺がモヤモヤしています(^^;)


ルーツが描かれるのか‥今まで秘密にしてきたものを
描かれるのか‥分からないですけど。
ソレだったら読みたいですよね。

辛かった事が思い出されて‥複雑ですが
薪さんのプライベートがもしも‥書かれるなら‥二次創作して来た
身としては‥まるっきり違う薪さんのプライベートだとしたら
恥ずかしいです~(笑)
でも清水先生は‥BL嫌いなのでしょうかね、やっぱり。
でもホモ嫌いっぽいことを書いてたのはショックでしたけど。
マイノリティを否定された気がして。
でも萩尾先生を神のように崇めていたらホモ嫌いとは
言わないと思うし‥
隠してるのかな(^_^;)実は嫌いじゃないけど‥みたいな。
ふふふふっ

ありがとうございましたe-446

2012/10/12 01:48 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2012/10/12 16:00 |  |  #  edit

go page top

 コメントの投稿 
Secret

go page top

 トラックバック 
トラックバックURL
→http://harunarushima.blog.fc2.com/tb.php/613-ca2152f6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。