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Fleurage―たおやかな花たち―

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Posted on 15:18:35 «edit»

Category:進化のプロトコル

進化のプロトコル 8 

※創作です


今回もちょっとだけラブラブ。
特になにか起こるわけではないです。
まだ、大晦日‥(笑)
「進化のプロトコル」 8 Pure love
 




薪さんは育ちがいい。
だからキチンと、どんな時も細い指をきれいに揃えて
「いただきます」
そう言ってから箸をつけるのだけれど
たまにああいう‥摘まみ食いなんて可愛いこともする。
普段キチンとしている人がやると‥ほんとうに‥たまらない。
「ダメですよ」
なんていいながらも‥心はときめいているんだ。

「‥あ、これ美味しい」
食べ物に関しては‥たいして量は食べないが、
好きなものばかり食べたがる‥‥。
今日ばかりは大晦日だし、まあいいか‥と
好みのものばかり並べてみた。

今美味しいと言ったのは‥おろしポン酢で食べる和風ローストビーフ。
で、今日薪さんが食べたいと言ったのは、
油揚げと牛蒡の炊き込みご飯、けんちん汁、
野菜とがんもの炊き合わせ、ごま豆腐‥さしみ蒟蒻、
筍と湯葉のてんぷら‥‥つまり精進料理だ。
鎌倉のお寺で精進料理を味わってからクセになった様で、
何度もリクエストされた。
ローストビーフを食べながら精進料理というのもヘンだけど
薪さんの望みならと作った訳で。

「大晦日って‥いつも何してました?」
「‥仕事」
「そうじゃなくて‥」
「去年は警視庁にいた」
「ああ‥そうでしたね、オレ迎えに行きましたよね」
「来なくていいって言ったのに‥
日付が変わった頃、目の前にお前がいた」
「バタバタしてましたもんね、去年は。
‥じゃなくて、昔ですよ」
「何って‥食事してた。
父と母と‥たまには祖父母もいて」
「テレビなんて見てました?」
「大晦日にテレビなんて見ない。
祖父が昔、音楽家だったから音に溢れてた。
祖父の好きなヨハン・シュトラウスとか‥ショパンとか‥
そんなものを聴きながら食事してた」
 
やっぱり‥育ちが‥よすぎる。

「オレなんか国営放送見てましたよ、大晦日の定番でしょう?」
「‥ふーん‥知らないなぁ」
クラッシック聴きながら食事なんてしたら‥喉につかえそうだ。
薪さんにはそれが普通だったんだろうけど。
「不思議だな‥生まれも育ちもまるっきり違うのに‥
一緒にいても違和感が無いっていうのも」
「 確かに‥。
一回りも歳が違うのにそんなに話題にズレを感じたことないですし‥」
「‥一回りは余計だ」

しまった‥。

「いえ、薪さん!地球上の誰に聞いたって薪さんのほんとの歳なんて
分る奴はひとりとしていないです!それは絶対です!」
「ホントの歳って‥‥お前は一言多い!」
椅子を立って、奥のソファに向かった薪さん。
怒りのポイントが違うというのを頭に叩き込んでいるのに
いつも忘れてしまって、薪さんはオカンムリ‥ということもある。
「薪さん、あ‥」
テーブルに置いていた携帯の着信音にとりあえずご機嫌取りは
中断する。

「‥‥薪さん、佳乃さんですけど‥出てもいいですか?」
「いったい何の用事で‥出てみろ」
「‥はい。
もしもし‥
‥あ‥どうも‥いえ、大丈夫です!
お陰さまですっかり片付いて‥」
携帯を持ったままソファに移動して、薪さんの隣に座った。
「‥えっと、そうですね‥そう言うふうに聞かれれば‥
すごく、幸せです。
ははは‥ええ、申し訳ありません。
今日は何か‥えっ?‥‥‥」
彼女の捨てセリフが頭の中でリフレインされる‥。
切れた携帯を見つめながら‥きっと親としての想いなのだろうと‥考えていた。

「なんだって‥?」
ソファの背に寄りかかってじっとオレを見つめる薪さんの方を向いた。
「泣かせたら‥殺すわよ‥って言われました」
「その前に‥言っただろ」
「あ‥幸せそうで結構ね‥そう言われたんで、すごく幸せですと
答えましたけど‥」
「‥‥」
「どうかしましたか?‥薪さん?」
「よく、他人にそんな事言える‥」
耳まで真っ赤にして‥俯いた薪さん、
‥薪さんはものすごくピュアなひとなんだ。
小さな子供でも大人でもなく
そうだな、丁度12、3歳くらいの、そんな頃のピュアさを
持っている人だと思う、
普通の愛情表現や‥そんな言葉一つに頬を赤らめて俯く、
そういうところにたまらなく惹かれる。

「ほんとうのことですから、誰にだって言えます」
チラッとオレの顔を見て‥プイッと横を向いた薪さんの膝の上に
頭を乗せて横になった。
驚いたような顔をして見降ろしてた薪さんが、クスッと笑う。
「さっきの罪滅ぼしか?」
さっき‥ああ、歳のことか。
「いえ、こうしたかっただけです」
薪さんがオレの顔を両手で包んで、額に自分の額を押し当てた。
「お前が幸せでよかった」
そう囁く声が心なしか震えていた。

「あなたは幸せじゃないんですか‥?
オレはあなたが幸せだという前提じゃないと
幸せじゃないんですよ」
「僕は‥」
薪さんのオレの頬を包んでいる指に‥その左手の指輪に触れた。
固いその感触が胸を締め付ける。
「 こんなものが無くても強く結ばれてるから構わないって
思ってました。
だけどこんなに心を暖かくして、幸せな気持にしてくれるものだなんて
分らなかったです。
だから‥ほんとうに嬉しかった‥」
「お前は単純だから」
額を押し当てたままの薪さんが呟く。
「薪さんは‥?薪さんはどうなんですか」
「お前と出逢う前の僕が思い出せない。
だけど‥僕は‥いいのかって思って‥
お前を愛しいと思えば思うほど‥そんな想いにかられる」
「薪さんは複雑に考えすぎなんですよ。
単純に考えたらいいじゃないですか、薪さんが幸せになることを
誰が望まないって言うんです‥?
薪さんを知ってる人間だったら誰だって薪さんの幸せを望んでるんです」
「‥‥」
「あ、ご褒美下さい。
後でまたくれるって言ったじゃないですか」
「ほんとに‥お前は‥」
ふっと顔を上げて睨んだけれど‥ご褒美は‥くれた。
額にキスしてくれて‥それから瞼、頬‥
そして唇に‥。
ふれるだけのキスじゃなく‥もっと欲しくて、逆に薪さんの唇をオレの唇で
包み込んだ。
遠慮がちに開いた唇にそっと舌を押し入れると、温かく触れあわされた粘膜の
感触が体の芯まで蕩かせるような波を連れてくる。
オレの頬を包んでいた薪さんの手がオレの頭全部を囲む様に抱きしめた。
それは優しく‥この上も無く優しく、慈しむように‥愛おしむように。

 (お前が幸せでよかった) こんな愛に溢れた言葉があるだろうか。
オレはそんな薪さんを、誰よりもオレを純粋に愛してくれる薪さんを幸せにすると、
‥この世のすべてのものに誓いたい―
そんな想いが胸の中に溢れていた。


もう今年も終わる‥多分、年が変わる瞬間はベッドの中だ。
主導権は―
ご褒美をくれる薪さんの方だと思う。

〝泣かせたら殺すわよ〟ふと、さっきの彼女の言葉が脳裏に浮かんだ
違う意味で泣かしていること、知っているのだろうか‥

「‥愛してる‥」
そう囁いてくれる薪さんの唇で、指で‥昇りつめていく。
吸いつくような肌、細い腰‥しなやかな腕や下肢‥
そんな滑らかで冷たい体が自分の上で熱くなるのを感じながら、
その行為に没頭していった。






続く




日付が変わる瞬間は‥やっぱり(笑)
幸せでいいじゃないですか(^_^;)

あはははは‥はは‥

 1月16日、鍵拍手コメ下さいましたM様へ

きゃー♪
またご訪問くださって嬉しいです、ありがとうございます<m(__)m>
「お前が幸せでよかった」
そこに感動して下さったとのこと‥(T_T)
私もソコ好きですっ!!
ソコがもしかしたら今回、一番好きかも知れません。
なんというか、薪さんの愛情からくるものすごく温かい言葉だと思います。
自分よりも青木‥
青木が幸せなら良かった、嬉しい‥
それがその言葉に表れているのですね。
優しい方なのでご自分の中では普通なのでしょう。
どれだけ青木が好きなんだと言われればそうですね、
超好きなんなのです〜v-344
お幸せそうで‥(^_^;)
まだまだ続きますが、応援ありがたく頂戴いたしました。
感謝しかございません、ほんとうにありがとうございますv-435

  by ruru

 1月16日、鍵拍手コメ下さいましたS様へ

拍手とコメントありがとうございます<m(__)m>
あ、またなにかお怒りですか(笑)
青木に厳しいS様がきっとお怒りでは?なんて思ってました。
仕方ないじゃないですか、薪さんが好きだとおっしゃるのならv-398
お返事はメールで差し上げます〜
どうかお怒りは鎮めて下さいませ(^_^;)

  by ruru

 10月25日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございます(^-^)

薪さんは好きなものから食べるタイプかな(^^)
青木は薪さんの好きなものしか作らないでしょうけど。
薪さんはあまり、テレビは見ないイメージですね。


そうですね、好きなものから食べるし、好きなものしか食べない
イメージです(笑)
青木もたまには苦手なものを出してたんですけど
いっさい箸をつけないので諦めました(笑)
テレビも見るイメージはないですね。
原作ではクラッシックを聴いていそうな気がします。

私は「紅白」見ないと大晦日という気がしません(笑)

私はここ数年、紅白録画して翌日見たりします。
大晦日も普通の時間に寝ています。
だから‥暮れなんていつもと一緒ですね。
逆にテレビがつまんなくてずっと寝てます(笑)

育ちが良くて両親(ちょっと変わってるけど)に愛されて。
ある意味、純粋培養されたようなところもある気がします。
青木の純粋さとはまた違うのですね。


変った両親に愛され、一風変わった純粋さを持っているのかも。
幼児のような純粋さ?
そんな薪さんが傍にいたらいいなぁ‥
やっぱり青木にヤキモチ妬いてしまいます(笑)
青木は‥薪さんもですけど社会的常識というものには
結構疎いのかな?頭が良いから勉強はできたけど
すぐに警察機構に入っているから警察のことしか知らなくて。

「お前が幸せでよかった」ときっと、原作の薪さんも言うでしょう(^^)
もうすぐ青木と出会う前の薪さんが見られるわけですが私は役員の仕事があって落ち着いて読めない・・


青木の幸せが薪さんの幸せですものね。
青木にとっても薪さんの幸せが自分の幸せだと思います。
イマイチ、過去の薪さんに興味が湧かないのは
今、青木と一緒に住んでいる事が想像できるせいだと思います。
今が幸せだから過去の辛い薪さんを見たくない‥
どうか、辛いお話でありませんように、
昔付き合っていて男とか女が出てきませんように‥
と、祈っております(笑)

ありがとうございましたe-349e-415

  by ruru

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1月16日、鍵拍手コメ下さいましたM様へ

きゃー♪
またご訪問くださって嬉しいです、ありがとうございます<m(__)m>
「お前が幸せでよかった」
そこに感動して下さったとのこと‥(T_T)
私もソコ好きですっ!!
ソコがもしかしたら今回、一番好きかも知れません。
なんというか、薪さんの愛情からくるものすごく温かい言葉だと思います。
自分よりも青木‥
青木が幸せなら良かった、嬉しい‥
それがその言葉に表れているのですね。
優しい方なのでご自分の中では普通なのでしょう。
どれだけ青木が好きなんだと言われればそうですね、
超好きなんなのです〜v-344
お幸せそうで‥(^_^;)
まだまだ続きますが、応援ありがたく頂戴いたしました。
感謝しかございません、ほんとうにありがとうございますv-435

2011/01/17 09:27 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

1月16日、鍵拍手コメ下さいましたS様へ

拍手とコメントありがとうございます<m(__)m>
あ、またなにかお怒りですか(笑)
青木に厳しいS様がきっとお怒りでは?なんて思ってました。
仕方ないじゃないですか、薪さんが好きだとおっしゃるのならv-398
お返事はメールで差し上げます〜
どうかお怒りは鎮めて下さいませ(^_^;)

2011/01/17 09:33 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

10月25日鍵拍手コメ下さいましたAさまへ

Aさま、こんにちは!
拍手とコメントありがとうございます(^-^)

薪さんは好きなものから食べるタイプかな(^^)
青木は薪さんの好きなものしか作らないでしょうけど。
薪さんはあまり、テレビは見ないイメージですね。


そうですね、好きなものから食べるし、好きなものしか食べない
イメージです(笑)
青木もたまには苦手なものを出してたんですけど
いっさい箸をつけないので諦めました(笑)
テレビも見るイメージはないですね。
原作ではクラッシックを聴いていそうな気がします。

私は「紅白」見ないと大晦日という気がしません(笑)

私はここ数年、紅白録画して翌日見たりします。
大晦日も普通の時間に寝ています。
だから‥暮れなんていつもと一緒ですね。
逆にテレビがつまんなくてずっと寝てます(笑)

育ちが良くて両親(ちょっと変わってるけど)に愛されて。
ある意味、純粋培養されたようなところもある気がします。
青木の純粋さとはまた違うのですね。


変った両親に愛され、一風変わった純粋さを持っているのかも。
幼児のような純粋さ?
そんな薪さんが傍にいたらいいなぁ‥
やっぱり青木にヤキモチ妬いてしまいます(笑)
青木は‥薪さんもですけど社会的常識というものには
結構疎いのかな?頭が良いから勉強はできたけど
すぐに警察機構に入っているから警察のことしか知らなくて。

「お前が幸せでよかった」ときっと、原作の薪さんも言うでしょう(^^)
もうすぐ青木と出会う前の薪さんが見られるわけですが私は役員の仕事があって落ち着いて読めない・・


青木の幸せが薪さんの幸せですものね。
青木にとっても薪さんの幸せが自分の幸せだと思います。
イマイチ、過去の薪さんに興味が湧かないのは
今、青木と一緒に住んでいる事が想像できるせいだと思います。
今が幸せだから過去の辛い薪さんを見たくない‥
どうか、辛いお話でありませんように、
昔付き合っていて男とか女が出てきませんように‥
と、祈っております(笑)

ありがとうございましたe-349e-415

2012/10/26 15:14 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

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2012/10/27 14:49 |  |  #  edit

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