Admin * New entry * Up load * All archives 

 

Fleurage―たおやかな花たち―

09«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»11
このページの記事一覧

    

Posted on --:--:-- «edit»

Category:スポンサー広告

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

tb: --     com: --

go page top

Posted on 02:57:50 «edit»

Category:立夏の記憶

立夏の記憶9 

立夏過ぎちゃったけど‥どよ〜ん‥(-_-)


立夏の記憶9




どうにもこうにも話しにならない。

東野さんは『殺していない』とは言ったが、
それ以降は一切そのことを話そうとはしなかった。
あんなひとだったか‥あんな我の強いひとだったか‥
私は彼と懇意にしていたが、ほんとうの彼を知らなかったのだろう。
上っ面だけを見て付き合っていたのかも知れないな。

とりあえず彼は庁舎に留め置いているが、法的拘束力はない。
容疑者ではないのだから当たり前だが。
逆に、容疑者扱いは‥したくないのが本心だ。

タイムリミットが迫って回答を求められたから仕方なく
薪警視正と対応を考える他ないと
彼らを呼んではいるが‥なんと言われるか‥
彼はシビアだからな、私は責められるかも知れない。
それはそれで‥私は東野さんの言うところのどMらしいから
責められるのも一興か。


「規定では明日まで捜査計画書を提出することになっていますが
いつまでお待ちすればよろしいんですか?」
‥‥そう来るだろうな、やはり。

身内に関することは極秘捜査が鉄則だ。
小会議室で関係者のみで東野麻美のMRI捜査に関する
是非を話しあっていた。
勿論、第九の薪警視正、ついでにSP‥もとい岡部、青木両警部も加わって。
‥必ずこのふたりがついてくる。
外すことなく、必ずセットでついてくる。
青木警部は分る、パートナーという立場であれば心配だろう、
だが岡部警部はなんで‥親か‥?
保護者か、そうか(保護者にしか見えない)

「彼女の血液からインスリンの成分が検出されています。
これは彼女の膵臓から分泌されたものではなく、
薬剤で、それも注射薬で換算すると100単位ほど‥
血糖値が200を越える80キロの男性が治療に用いる1日量の
倍です。
重度の低血糖性昏睡に陥ったと思われるとの監察医の見解が
添付されておりますし、
明らかに他殺であると思われますが」
そうだろうな、間違いなく他殺だろう。
会議室のスクリーンに映し出されるデータを指し示しながら警視正が
説明しているが、さっさと指示を出せ!という催促なんだ。
こういう時は彼は譲らないだろう、例え相手が誰であろうと。
「東野官房長がどうおっしゃっていようと、法的に認められている捜査です。
後は長官のご指示を我々は仰ぐだけなのですが、
長官は東野官房長と旧知の仲でいらっしゃるとか。
捜査を無視なさって御友人としてお守りしたいと思っておられるのですか?」
‥きた、きた。
これは強烈だな、守備がいても意味のない本塁打だ。
みろ、飯沼次長の顔を、
東野官房長は彼にとって邪魔でしかない。
今排除出来れば好都合‥笑いを堪えているじゃないか。
「他に何か調べているのか?」
そう尋ねると、可愛いハニーをチラリと見て‥手元の資料に視線を落としながら
「‥青木」その名を呼んだ。
「あ、はい。
埼玉の遺体発見現場である自宅からほど近い同区に東野麻美の友人であった
佐藤彩子という女性が住んでいましたが、発覚と同時期に自宅マンションから失踪、
勤務していた病院から糖尿病治療薬のバイアル、1000単位入りが1本、
同時に使い捨ての専用注射器が1ダースが紛失しています」
「身元は‥?」
「戸籍上は存在していない人間でした。
まだ身元は不明です」
と、説明した青木警部に手を上げて合図をすると、警視正が口を開いた。
「ちなみに‥ここ数年、東野官房長は埼玉の自宅にはおろか、
周辺にも立ち入っていません。
官房長が関わっていることは無いと‥自分は思いますが、
御友人の長官が疑っていらっしゃるのは何か理由が存在していると思って
構わないでしょうか」
キレイな顔だな、相変わらずにこりともしないが、そういう顔が一番好きかも知れない。
どMか‥確かに。
「きみの勘か‥それは」
「勘ですが‥私の勘では確証にはならないと思われますか?」
言ってくれる。
ますますきみへの恋情がつのる一方だ。
「‥仕方ないね、彼は私が許可を出すことは織り込み済みだろう。
いつでも見れる状態か?」
「‥はい」
服務規程違反に問われることも覚悟していた訳だ。
「分った、許可する。
すぐに解析にかかってくれていい」
その返事にも顔色ひとつ変えず、
いつものように敬礼と最敬礼の間、38度くらいの角度で頭を下げると
さっさと踵を返して小会議室を後にした。
残されたのは‥喰えない飯沼次長と私だけだ。
「お茶の一杯くらい付き合えないのか、つれないな‥」
ぼやく私に、「長官、パワーハラスメントで問題になりますよ」下らない冗談を言う次長、
「パワハラ‥?彼がそんなプレッシャーを感じることは‥きみと私が分り合うより
可能性が少ないと思うけどな」
「御冗談が今日は冴えますね、では、私も失礼します」

「冗談は、きみの下らない訓示だろ」無能な次長の愚痴を言っても
仕方がないが、ついつい言ってみたくもなる。
しかし‥まあ、暫く警視正の横顔が拝める。

「なにか‥寒気がする」
庁舎を振り返りながら警視正が呟くのも‥尤もだな。
彼は勘がいいんだ、私の知っている誰よりね。


続く

tb: --     com: (2)

 5月9日鍵拍手コメ下さいましたMさまへ

三枝さん贔屓のMさまこんばんは。(笑)
拍手とコメントありがとうございますm(__)m
すみません‥長くなりそうな予感はありました。
そしてまだ全員の真意は出てないのです。
特に東野さん‥‥
はたして彼はなにを思っているのか‥そこがこのお話で書きたかった所なんですよ。
なかなかそこまで辿りつかなくて七転八倒していますが‥
なんとか頑張って持って行かないと、せっかくの方々が台無しです(^_^;)
今、3本いっぺんに書いてて(笑)
色々書きたいものがあるので困ってしまって。
困ったからって‥一度に書かなくても‥どうしましょう‥
書くしかないので書きますよぉ
最後までお見捨てなきよう、お願い申しあげます〜
いつもコメントありがとうございます、感謝しております(^−^)

  by ruru

 5月9日鍵付き拍手コメ下さいましたSさまへ

Sさま、連コメありがとうございます!
温かいお言葉‥いたみいります‥
お言葉に甘えてまとめてレスをメールでお送りしましたので
読んでいただけたら嬉しいです〜(^^♪

  by ruru

Comment-WRITES

go page top

 コメント 

5月9日鍵拍手コメ下さいましたMさまへ

三枝さん贔屓のMさまこんばんは。(笑)
拍手とコメントありがとうございますm(__)m
すみません‥長くなりそうな予感はありました。
そしてまだ全員の真意は出てないのです。
特に東野さん‥‥
はたして彼はなにを思っているのか‥そこがこのお話で書きたかった所なんですよ。
なかなかそこまで辿りつかなくて七転八倒していますが‥
なんとか頑張って持って行かないと、せっかくの方々が台無しです(^_^;)
今、3本いっぺんに書いてて(笑)
色々書きたいものがあるので困ってしまって。
困ったからって‥一度に書かなくても‥どうしましょう‥
書くしかないので書きますよぉ
最後までお見捨てなきよう、お願い申しあげます〜
いつもコメントありがとうございます、感謝しております(^−^)

2011/05/10 00:42 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

5月9日鍵付き拍手コメ下さいましたSさまへ

Sさま、連コメありがとうございます!
温かいお言葉‥いたみいります‥
お言葉に甘えてまとめてレスをメールでお送りしましたので
読んでいただけたら嬉しいです〜(^^♪

2011/05/10 00:45 | URL | ruru #Xl5e9i5Y  edit

go page top

 コメントの投稿 
Secret

go page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。